エルメスバーキンの質入れ、買取について | 創業大正9年の須賀質店
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エルメスバーキンの質入れ、買取について

最終更新日 2022年5月10日

皆さんはエルメスバッグの買取や質入れを考えたことはありますか。エルメスのバッグはどれも高価で、特にエルメスバーキンという種類のバッグは、新品で手に入れることも難しいくらい品薄な商品です。

 

 

またエルメスバーキンは、使用されている素材によっては、1000万円を超える価格の商品もあり、バッグというよりも立派な資産や芸術品とも呼べるレベルにまでなっています。

 

 

高価なバッグの代名詞であるエルメスバッグ、特にエルメスバーキンについて、高く買取してもらうために心がけておいていただきたいことについて、こちらのページではご案内しています。このサイトを運営している須賀質店は、業界トップレベルの高額査定を目指している質屋なので、エルメスバッグの高価質入れの方法についても解説しています。

 

 

こちらのページをご覧になった皆さんが、エルメスバッグやエルメスバーキンを少しでも高く取引できるように、お役に立てればと考えています。

 

 

【目次】

⇒エルメスバーキンの歴史

⇒エルメスバーキンの査定は難しい

⇒エルメスバッグの素材

⇒エルメスバッグの色と名前

⇒高級素材のクロコダイル

⇒エルメスバーキンの真贋について

⇒エルメスバーキンの人気の色やサイズ

⇒エルメス製品特有の「製造年刻印」

⇒エルメスバーキンの買取価格と質入れ価格

 

 

エルメスバーキンの歴史

エルメスのバッグにはバーキンのほかに「ケリー」「オータクロア」「ボリード」「ガーデンパーティ」「ピコタン」など、多数のバッグがありますが、エルメスのブランドバッグで一番取引件数も多く、自信を持って高価買取と高価質入れ額を提示できるバッグは「バーキン」といえます。

 

 

バーキンの誕生は、飛行機の中でエルメス社長が女優のジェーン・バーキンと出会い、バーキンの使い込まれた鞄を見て、収納力があって物が入れやすい鞄をプレゼントさせてほしいと願い出たことから制作され、バッグの形もほとんど変わること無く現在も人気のある品物です。

 

 

エルメスバーキンは、発表が1984年なので今から約50年ほど前になりますが、それ以来大きな変更は無く、多様な素材を使ったバッグが作られながらエルメス社の代表的な商品として人気を保ち続けています。

 

エルメスバーキンの査定は難しい

バーキンの査定額の出し方は、とても細かく評価されます。鞄の素材、サイズ、色、製造年式、傷などの状態を見て金額をつけます。付属品のカギやクロシェットの有無も査定に影響します。箱、布袋、レインカバーなど付属品は揃えて持ってくるようにしましょう。

 

 

バーキンに限らず、エルメスの革製品は、その商品に打ち込まれた「刻印」によって製造年が推定できるという特徴があります。質屋は店頭にバーキンや他のエルメス商品が持ち込まれたときに、この刻印を手掛かりに製造年を把握します。製造年が新しければ高額査定になり、製造年が古ければ安い査定になるのが普通ですが、エルメスバーキンの査定の難しさは製造年の新旧だけでは査定が出来ないというところにあるのです。

 

 

バッグや財布、時計やジュエリーなどのブランド品は、中古品になった時に前の所有者の使い方で状態が大きく変わってきます。どんなに気を付けて使っていたとしても、傷が付いたり形が崩れたりして状態が悪くなってくるわけですが、時計やジュエリーといった金属でつくられたブランド品は「仕上げ」といって表面を研磨することで、傷を消し新品の状態にもどすことが出来ます。しかしバッグや財布といった革製品(ビニール系の素材もありますが)は、磨いて新品の状態に戻すことが出来ません。

 

 

そのためにエルメスバーキンをはじめとした高級革製品の査定は、製造年の新旧も査定に反映されますが、同じくらい査定に影響するのが商品の使い込まれた状態です。査定員はエルメスバーキンを査定する時は、バッグの隅々まで内側も外側もじっくり見ながら慎重に査定をしなければなりません。

 

エルメスバッグの素材

バーキンの素材で一番多く使われるのがトゴという、雄の子牛革を使った革です。深めの斑があり血管の筋が出ているのが特徴で、馴染みやすい柔らかさと傷や擦れがつきにくく、型くずれしにくいタイプの革で、エルメスのバッグで多く使われている素材です。

 

 

その他にも、トゴと同じ特徴があり血筋のないトリヨンクレマンスや、鮮やかな色でも綺麗に表現でき、サラッとした質感で高級感溢れるヴォースイフト素材があります。革の素材の確認の仕方は、触った感触と腑の凸凹を確認し判別します。

 

 

エルメスの革製品の素材はおよそ40種類以上あるので、全てを把握するのはなかなか難しいですが、質屋の質入れや買取に良く登場する素材には以下のものがあります。

 

 

◆フィヨルド:耐水性に優れた雌仔牛のレザー。適度な厚みと柔らかさがあり、カジュアルな製品 ガーデンパーティなどに使用されている。

 

◆ネゴンダ:雄仔牛のレザーで比較的新しい2007年に発表されている

 

◆ヴォーエプソン:雄仔牛のレザーをベースに、プレス加工をおこなって細かな型押しの模様が特徴。バッグ以外にも小物や財布など、幅広い製品に用いられている。

 

◆ボックスカーフ:雄仔牛のレザーで、固く光沢のある仕上げが特徴。1890年代のイギリスの靴屋であるジョゼフ・ボックスがその名前の由来と言われている。

 

◆ポロサス:クロコダイルのなかで、東南アジアやシンガポールの淡水と塩水の混じった水域に住む種類のレザーを、リセ仕上げと呼ばれるめのうで班をみがく仕上げを施したもの

 

◆ニロティカス:クロコダイルの中でアフリカのジンバブエなど、ナイル川周辺に住む種類のレザーをリセ仕上げと呼ばれるめのうで班をみがく仕上げを施したもの

 

◆アリゲーター:アメリカミシシッピー川周辺に住むワニで、アリゲーターと呼ばれる種類のレザーをリセ仕上げと呼ばれるめのうで班をみがく仕上げを施したもの

 

◆オーストリッチ:オーストラリアや南アフリカにすむダチョウのレザー。羽根を抜いた後に残る均一に並んだ美しい穴(クイルマーク)が特徴的で、バッグだけでなく小物や財布にも使用される。

 

◆リザード:東南アジアにすむトカゲのレザーのこと。爬虫類の特徴的な均一なウロコが特徴的である。

 

エルメスバッグの色と名前

バーキンの型はすべて同じなのですが、色の種類が多いため、他人と被ることがほとんどありません。色の名前を確認する方法は、革の素材と色の2つを照らし合わせて特定します。

例えば、トゴ素材のバーキンで青色であればブルージーンになります。

又、ヴォーエプソンの素材で赤みの濃いピンク色であればローズティリアンというように、色を判別するにはバーキンの素材を知る必要があります。

 

エルメスバーキンに限らず、高級ブランドバッグは色と人気度は密接な関係があります。エルメスバーキンで人気のある色はどのような色か、アンケートの結果がありました。

 

第1位 ブラック系

第2位 ブラウン系(ゴールド系も含む)

第3位 レッド系

第4位 グレー系

第5位 ブルー系

第6位 ホワイト系

第7位 オレンジ系

第8位 パープル系

第9位 イエロー系

 

やはり落ち着いた色で、どんな場面でもおかしくないブラック、ブラウン、ゴールドあたりが人気カラーであることが判ります。バーキンは素材と色の組み合わせで、様々な呼び名が存在することは先にもご案内しましたが、最近の人気の組み合わせとしてトゴ素材でグレーカラーの「エトゥープ」が人気がありました。

 

高級素材のクロコダイル

 

高級モデルとしてワニの革を使ったバーキンもあります。

 

クロコ素材のアリゲーターやニロティカスのバーキンは査定額が300万前後になることが多く、取り扱ったことがない質屋や買取専門店が多く、バーキンを他店に持ち込んだお客様から「品物を一切見ないで、わからない」と言って断わられたというエピソードをお取引したお客様から聞いたことがあります。

 

クロコ素材のバーキンは須賀質店で何度も取引した経験があるため、その場で査定し即現金化することが可能です。数年前のことではありますが、ニロティカスマットのエルメスバーキン、通称ヒマラヤと呼ばれるバーキンを6,000,000円で買取した経験もあるので、高額品のエルメスバーキンの質入れや買取をお考えの際には須賀質店にお問い合わせくださいますようにお願いいたします。

 

 

エルメスバーキンの真贋について

バーキンは高額で取引されるためコピー品が多く出回っており、コピー品の製造技術も格段に上がってきています。又、バーキンは職人による手作りのため、すべてのバーキンが同じ様に仕上がるわけではないので、担当者によっては真贋の判断がつかず断ってしまうことがあります。

 

 

しかし、須賀質店の従業員は、毎月開催されるブランドバッグのオークション市場に出品される多数のバッグやサイフ、小物を見て真贋判定の技術を高めて、新しい情報を仕入れ各店舗で情報を共有し即時に接客にいかせるため、他店で断られたエルメスのバーキンであっても須賀質店では、高価買取と高価質入れ額で取引することが可能です。

 

 

エルメスバーキンの人気の色やサイズ

バーキンの25cmと30cmのサイズが小柄な女性でも使いやすいということで人気があり、黒色、ゴールド、ブルージーンといった定番色が高額査定で取引されます。

 

定番色は変わらず高額査定なのですが、中国でもバーキンはとても人気があり、現地の方が好む、状態が良くて派手な色は高額査定で買取することがあります。

 

エルメスの色はその年代にしか製造されないため、ピンポイントでどうしても欲しいという方がいらっしゃった場合は高価買取で取引することがありますので、珍しい色をお持ちでしたら、是非須賀質店にお持ちください。

 

 

エルメス製品特有の「製造年刻印」

エルメスの製品にはアルファベットの年式が彫られています。1971年の◯の中にAが入った刻印から、アルファベット順で続き96年の◯Zで終わります。2000年からは□の中にAが入った刻印が2014年の□のRまで続きます。2015年からはT、2016年X、2017年Aと囲みがなくなりアルファベット順でもなくなりました。

 

エルメスバーキンの買取価格と質入れ価格

2010年以降の新しい年式の物で傷の少ないトゴ素材の定番色バーキンは、質入れ700,000円前後くらい買取で800,000―900,000円くらいの価格になることが多いです。高級ブランドバッグであるエルメスバーキンは、その使用感や年代により価格が変わるので、詳しい査定額は須賀質店にお問い合わせください。

 

須賀質店ではエルメスバーキンの相場価格を全国の中古ブランドオークション市場でチェックし、常に最高値を収集し店頭での買取、質入れの取引に生かすようにしています。エルメスバーキンを高く売るなら、高い質入れを希望されるのであれば、ぜひ須賀質店にご来店ください。

 

【2019年1月の参考買取価格です】

◆エルメスバーキン25 ヴォースイフト グレー C刻印 新品 ⇒買取1,100,000円

 

◆エルメスバーキン30 トリヨン ルージュ T刻印 状態良 買取⇒700,000円

 

◆エルメスバーキン30 トリヨン カフェ R刻印 状態良 買取⇒800,000円

 

 

エルメスのバーキンを高価買取、高価質入れ ご希望の方へ

 

須賀質店では、お客様の不要になったブランドバッグや小物を買取もしくは質入れをしています。

 

都内に3店舗、池袋、渋谷、五反田にあり、店舗は駅から近くて徒歩圏の建物の中で営業しています。 須賀質店は創業大正9年と長い歴史を受け継ぎ、まもなく創業100年になる質屋です。

 

全国のブランドバッグ大会での落札結果を収集し、分析して最新の相場情報に反映させ業界最高値を提示するシステムを作りあげました。エルメスのバーキンの高価買取、高価質入れをご希望でしたら、須賀質店にお問い合わせくださいますようお願いいたします。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。