銀行からお金を借りる方法|質屋が語るお金の話 | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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銀行からお金を借りる方法|質屋が語るお金の話

最終更新日 2020年6月22日

銀行には借り入れの目的に合わせて様々なローンが存在します。賢くお金を借りるためにもそれぞれの特徴や審査で重視される点、メリットとデメリットを紹介します。

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銀行でお金を借りる方法の種類

銀行ローンは、すでに何に使うお金なのかはっきりしているものに使える「目的ローン」と原則何にでも使える「フリーローン」があります。よく広告で見かける「カードローン」は資金使途が自由という点でフリーローンの一種と言えますが、後述するようにフリーローンとは違う点がいくつか存在します。

 

目的ローン

目的ローンとは使い道が決められているローンのことです。目的ローンは申し込む金額が高くなることが一般的で、申込み者もある程度返済プランを立てた上で利用することがほとんどです。そのため銀行も将来的に返済が滞る危険性が少ないローンと考え、比較的金利を低く設定しています。

 

住宅ローン

住宅や住宅用の土地購入のためのローンです。現在住んでいる住宅のリフォーム資金として利用できるものもあります。

住宅ローンは数千万円と高額な契約になりますが金利はローンの中でも低い水準で、変動金利だと年0.5%台の銀行もあります。しかしその分返済期間が何十年と続くことから審査の際にこれまでの借り入れ状況や収入などが厳しくチェックされます。特に長い期間返済していけるのかを見極める指標として勤続年数が重視されるため、転職などを考える際は住宅ローンを組むタイミングにも注意すると良いでしょう。

 

マイカーローン

自動車やバイクの購入資金はもちろん、免許証の取得費用や車検代金にも利用できます。審査では他のローン同様に信用情報が重視されますが、必要金額が分かる契約書や注文書などの明細の提出を求められることが一般的です。金利は年5%前後とする銀行が多いですが、自動車購入のための利用でかつその自動車がハイブリッド車や電気自動車といったエコカーの場合は優遇金利が適用されることもあります。

 

教育ローン

お子様の進学費用や塾代などに利用できます。お子様の成績に関わらず利用できる、在学中は利息の支払いのみで元金の返済は卒業後からとするローンもあるので在学期間中の親の負担を減らせるというメリットがあります。しかし金利は年3%台のものが多く、日本学生支援機構の奨学金を固定金利で借りたときよりも約3倍近く高いというデメリットも存在します。奨学金などを利用しても足りないときのローンとして考えた方が良いでしょう。

 

フリーローン

使い道が限定されない、お金を自由に使えるローンです。目的ローンと違い資金使途確認の審査がないことからスムーズに借りられますし、また目的別ローンでは審査が通りにくいアルバイトやパートタイマーも比較的審査が通りやすくなっています。しかし金利は年10%以上と高金利なものがほとんどです。また後述のカードローンと違い毎月の返済額が固定されていること、追加でお金が必要になったときはまた初めからローンを申し込まなければならないというデメリットもあります。

 

銀行カードローン

フリーローンと同様に使い道が自由ですがより借り入れや返済の自由度が高いローンです。カードローンは審査で決定された限度額までのお金を、カードを使って借りることができます。そのため限度額100万円で審査が通った場合、100万円までならいつでも何度でもお金を借りることができます。また返済も、契約時に指定された毎月の返済額にプラスして返済していくことも可能です。

 

審査の条件

多くの銀行で利用できるのは20歳以上65歳または66歳未満と年齢制限を設けています。また他のローンと同様に過去にローンの延滞といった事故情報がないこと、収入に不相応な借金残高がないこと、一定の収入があることが申し込み条件としてあげられています。

 

専業主婦や学生は借りられる?

審査の条件で「一定の収入があること」と紹介しましたが、配偶者に安定した収入がある専業主婦やアルバイトをしている成人済の学生であれば申込み可能です。「返せる見込みがあること」が借り入れの際に重視される点なのです。

 

金利・限度額は?

金利は各銀行で幅があり、低いものだと年2%台のものから年14%前後と様々です。これは審査結果や借入限度額を元に総合的に決定されます。そのため同じ銀行カードローンを使っている人達でもそれぞれ金利が違うことも起こりえます。

なお限度額も各銀行で幅があり、最低10万円から保証人や担保なしで最高1,000万円の場合もあります。どちらも申込み者の状況に応じて総合的に判断されるものなので、残念ながら審査結果が出るまでははっきりと分からないものと言えます。

 

銀行カードローンの手続きの手順

以前は銀行窓口営業時間中に手続きすることが一般的でしたが、最近ではネットや電話でも申込みできるようになりました。

どの申込み方法でも最初に自身の名前や住所、年収などを銀行側に伝えることで審査が始まります。働いている人であれば、勤務先に在籍確認と呼ばれる電話確認も行われます。審査が通り、本当にカードローンを申込むのかの意思確認が終了すれば後日郵送などの方法で借入専用のキャッシュカードのようなカードが送付されてきます。以降はそのカードを使ってATMから借入や返済をしていくことになります。

 

銀行カードローンのメリット・デメリット

銀行カードローンの最大のメリットは、借り入れのしやすさです。

フリーローンで100万円を借りたときに追加で20万円欲しいという場合は新しく別のフリーローンを申し込む必要があります。しかし150万円のカードローンの場合、100万円借りたあとに追加でお金が必要になったときはATMに行きさえすれば残り50万円までならいつでも借り入れすることが可能です。また返済もフリーローンは毎月決まった金額を支払わなければならず、また繰り上げて返済するには別途手続きをしなければなりません。しかしカードローンは借り入れ時と同様にATMでいつでも繰り上げ返済が可能です。

一方でこのいつでも借りられるメリットは、借入額がつい膨らんでしまうというデメリットにも繋がります。返済が滞ると信用情報に傷がついてしまうことはもちろん、最悪銀行から一括で返済するよう命じられることもあります。どのローンにも言えることですが、利用の際は計画性を持つようにしましょう。

 

お金を借りるなら質屋も検討してみましょう

お金が借りられる場所は銀行だけではありません。質屋も品物を預けることでお金を借りられます。質屋はお客様が持ち込んだ品物をプロの目で査定し、その価値に応じた金額をすぐその場で貸し出します。銀行ローンと違い借金の記録が残されることや、職場への確認、返済が滞った場合に事故情報が掲載されることもありません。また品物の価値に応じた借り入れのため、つい借入額が膨らんでしまうということも起こりません。すぐにでもお金が欲しい、簡単な手続きでお金を借りたいと考えている方は質屋の利用も検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

銀行でお金を借りるには目的がある場合に利用できる目的ローンや資金使途自由なフリーローン、カードローンがあります。いずれの場合も審査が不可欠ですが、信用情報が心配、もっと手軽に借りたいという方は質屋の利用も検討してはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。