低金利でお金を借りる方法は?|質屋が語るお金の話 | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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低金利でお金を借りる方法は?|質屋が語るお金の話

最終更新日 2020年6月22日

お金を借りたい!と思ったときどのような方法を選択しますか?広告でよく見かける銀行ローンや消費者金融以外にも、低金利でお金を借りる方法はいくつかあります。今回はそれぞれの金融機関の特徴と、場合に応じたおすすめの借り入れ方法について解説します。

ビジネスイメージ―会計

 

金利について知ろう!

お金を借りるとき、手続きの簡単さやお金を手にするまで時間のことを考えがちですが、実は1番に気にすべきことは「金利」です。金利についてよく知らないまま借りてしまうと余分にお金がかかってしまう、毎月の負担感が増してしまうなど損なことばかりです。まずは金利についてマスターしておきましょう。

 

金利とは?

お金を借りて返すとき、元金と合わせて利息を払う必要があります。利息はお金を借りるための費用であり、利子とも呼ばれています。金利とは、元金に対する利息(利子)の割合です。割合であるため金利は数字と%で表されており、利率とも言います。ちなみに金利を1年あたりの割合で表したものが年利で、銀行や消費者金融のローンは年利で表されるのが一般的です。

 

どのように計算する?

10万円を年利12%で借りるとします。もしこの10万円を1年間借りるとなると、利息は10万円×12%=1万2千円です。また1ヶ月だけ借りる場合は、利息も1ヶ月分だけで良いので、1万2千円÷12ヶ月×1ヶ月分=1千200円で済みます。借入額と金利を入力するだけで支払利息を計算してくれるサイトもあるので、借り入れ前にシミュレーションしても良いでしょう。

 

上限金利と下限金利

金利には法律で定められた上限がありますが金融機関も法律の範囲内で上限金利、つまり「これ以上の金利は取らない」とする数字を決めています。逆に「最低でもこれだけは払ってもらう」という下限金利も決められています。借金を検討するとき下限金利に注目しがちですが、下限金利が低い=お得とは限りません。確かに金利は下限金利から上限金利の範囲内で設定されますが、具体的に何%になるかは借入額や審査結果に応じて変わってきます。借り入れ先を選ぶときは下限金利の水準だけに着目するのではなく、自分の希望借入額に対し適用される金利はいくらになるのかにも注目する必要があります。

 

借り入れ方法:それぞれの特徴の違い

金利や利息が分かったところで、それぞれの借り入れ方法の特徴を見ていきましょう。

 

銀行カードローン

地方銀行からメガバンクまで多くの銀行が提供している銀行カードローンは、その信頼性もさることながら金利も低いという特徴があります。また2010年から年収の3分の1を超える借り入れはできないとする「総量規制」が完全施行されていますが、銀行カードローンはこの規制の対象外です。そのため借り入れできる金額も高く設定できるメリットもあります。最近では即日融資も可能とスピード感も備えた銀行も増えていますが、低い金利で大きな金額を貸して大丈夫であるかを見極めるため、銀行カードローンの審査は他の借り入れ方法よりも厳しいとされています。

 

消費者金融のキャッシング

銀行よりもスピーディーに借りられ、かつ審査も銀行と比較すると甘めとされています。最近は人気タレントを起用した広告などでイメージも良いですし、初めての利用に限り無利息期間を設けている事業者も増えているので借りやすい存在ともいえるでしょう。しかし専業主婦など自分の収入がない人は借りられない、金利が銀行と比較すると高い場合があるなどのデメリットもあります。また原則として借りたお金は翌月一括で全額返済しなければならないため、より計画的に利用する必要があります。

 

生命保険の契約者貸付

生命保険を途中で解約したときに戻ってくる「解約返戻金」を担保にお金を借りる方法で、電話やネットなどから保険会社に申し出ることで手続きできます。担保がある融資のため審査が簡単に済む他、保険契約期間中内であれば返済期限などは特に設けられていないというメリットがあります。また契約内容によっては、銀行や消費者金融よりも低金利で借りられる場合もあります。一方で、元金と利息の支払いが担保である解約返戻金の金額を超えた場合、保険が失効してしまうというデメリットもあります。なおこの制度は契約者本人でなければ利用できません。またそもそも契約中の生命保険が制度の対象となっている必要があります。万が一に備え、自分の生命保険は対象かどうか確認しておくと良いでしょう。

 

質屋

品物を担保に入れ、その査定額に応じてお金を借りる方法です。銀行や消費者金融と違い個人信用情報、会社への在籍確認などの審査が一切不要で借りられます。万が一期日までにお金を返せなくても、品物の所有権が自分から質屋に移る「質流れ」により返済義務がなくなるメリットもあります。返済期限前に利息だけでも払えば質流れを止めてもらうことはできますが、返済までの期間が長くなるほど支払総額は大きくなってしまいます。また、そもそも預けられる品物がなければ質屋の利用はできないデメリットもあります。

 

クレジットカードのキャッシング

キャッシング機能のついたクレジットカードを持っている人が利用できます。消費者金融のキャッシング同様に少額を原則翌月一括返済する借り入れ方法ですが、金利は年15%以上の高金利で設定されていることがほとんどです。手軽ではありますが他の借り入れと比べるとお得感は少なくなります。

 

場合に応じたおすすめの借り入れ方法

それぞれの金融機関の特徴が分かったところで、結局どの方法で借りることがお得になるのか場合別に紹介します。

 

年収がない(主婦など)けど借りたい場合

自分に収入がない専業主婦(夫)の場合、年収が借入額に大きく関わる総量規制の対象外である銀行カードローンをおすすめします。自宅近くの銀行だけでなく、ネット銀行なども比較してなるべく低い金利で借りられそうなカードローンを吟味すると良いでしょう。

 

少額を借りたい場合

少額だけ必要なときは審査や借入まで時間がかからない消費者金融やクレジットカードのキャッシングがおすすめです。また店舗で査定後、すぐにお金を手にできる質屋も少額融資に最適といえます。

 

早く・短期間だけ借りたい場合

この場合も消費者金融のキャッシングと質屋の利用をおすすめします。特に消費者金融では前述のように30日程度の無利息期間を設けている業もがあるので、確実に短期間で返せる場合は消費者金融を賢く利用した方が良いです。また質屋も初回利用者向けに優遇金利を設定しているお店もあるので、場合によって使いわけることをおすすめします。

 

 

まとめ

低金利でお金を借りるには、借入先の特徴を抑えることはもちろん、ご自身の状況や希望借入金額、資金使途に応じて借入先を使い分けることも重要です。質屋に預けられる品物を持っている方は、借入候補の1つとして質屋の利用も検討してはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。