質屋の事業承継、M&Aが難しい理由 | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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質屋の事業承継、M&Aが難しい理由

最終更新日 2020年6月22日

質屋の経営者が自分の家族や外部の人材に事業承継を考えたり、自身の事業の売却や、逆に同業者の買収を考えるといろいろな問題が発生します。もちろん、どんな業種でも事業継承やM&Aには問題が発生しますが、業種によって問題解決の事例が多い業種と、少ない業種があるような気がします。

質屋は、業者数そのものが少なくなっていますし、質屋の事業承継を真剣に考えて正面から取り組んだ事例はほとんどないと思われます。事例が少なければ、税務や法務の専門家に相談したとしても「扱ったことがないので、よくわかりません」という回答になってしまうのではないでしょうか。

また、金融機関とのつながりが細いというのも質屋の事業承継を難しくしている原因の一つと思われます。質屋は業種として「金融業」とか「ノンバンク」に該当するために、銀行などの大手金融機関からのファイナンスが難しい業種です。一般的に事業承継や企業のM&Aは多額の資金を必要とするために、大手金融機関からの融資が必要になることが多いので、融資を受けにくい業種の事業承継や企業のM&Aはますます少なくなってしまいます。

弊社では質屋特有の業種のハードルをクリアしようと日々取り組んでおり、質屋の事業承継やM&Aにも積極的に取り組んで行ける体制を目指しています。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。