シャネルを買取してもらいたい!アクセサリーの価格はどのくらい? | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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シャネルを買取してもらいたい!アクセサリーの価格はどのくらい?

最終更新日 2020年10月13日

シャネルは世界中の女性が憧れる高級ブランドです。バッグやリュックをはじめ、香水や化粧品、ジュエリー、腕時計など、さまざまなアイテムを取り扱っています。シャネルのジュエリーには、どんな特徴があるのでしょうか。ここでは、ヴィンテージシャネルについても解説します。シャネルを買取してもらう際の、査定ポイントについてもご紹介しましょう。

□シャネルアクセサリーの特徴

シャネルのジュエリーには、ファインジュエリーとコスチュームジュエリーがあります。

*ファインジュエリー

シャネルのファインジュエリーには、婚約指輪や結婚指輪などを含め、さまざまな種類のジュエリーがあります。どのアイテムも、シャネルらしい繊細で気品あふれるデザインになっており、多くの人を魅了しています。シャネルの代表的なファインジュエリーの中に、「カメリアコレクション」があります。シャネルのアイテムに、よく用いられるフラワーモチーフが使われていて、優雅で華やかな雰囲気を演出しており、ブライダルジュエリーとしても好評です。

また、「ココ クラッシュ コレクション」は、ファインジュエリーの中でもひときわ輝きを放っています。マトラッセなど、シャネルを象徴するアイコンとしても使われており、ジュエリーに限らず時計などにも用いられています。

*ウルトラコレクション

ココ・シャネルが、特に好んで使った色が黒と白です。この対照的な2つの色を織り交ぜることで、誰にも真似できないオリジナルデザインを作り上げています。また、ベルトや時計にセラミックを用いるなど、新しい試みを繰り返し、独創的なアイテムに仕上げています。

*コスチュームジュエリー

シャネルのコスチュームジュエリーは、ファインジュエリーとは違って、プレタポルテやバッグ、アイウェアなどに使われるアクセサリーです。バッグやリュックなど、シャネルのアイテムの中に、さりげなく使われることで華やかさを演出しています。ファインジュエリーが、直接ジュエリーであることを主張しているのに対して、コスチュームジュエリーは、アイテムの引き立て役に回っているのです。

そんなシャネルのコスチュームジュエリーは、高い完成度とデザイン性を誇っており、シャネルのアイテムを輝かせています。その中で代表的なのが、ココマークでしょう。ココマークを見れば、ひと目でシャネルとわかるほどの存在感があります。

□ヴィンテージシャネルとは

シャネルには、ヴィンテージシャネルと呼ばれる古いアクセサリーや、古いアクセサリーを模して作ったアイテムがあります。本来のヴィンテージシャネルとは、第二次世界大戦終結後、シャネルが復活してからココ・シャネルが亡くなる、1971年までのアイテムを指すことが多いようです。しかし、これとは別に、1980年代〜2000年にかけて作られたアイテムの中に、ヴィンテージシャネルの復刻モデルが数多くあります。

そのため、この復刻版も含めて、ヴィンテージシャネルと呼ぶことがあります。そして、このヴィンテージシャネルと復刻版が、中古市場で人気となっているのです。ヴィンテージシャネルは、ゴシック調のデザインが多いのが特徴です。

基本的な色はゴールドですが、それを黒くくすませて、神秘的な風合いを醸し出しているのが特徴です。また、中にはバロック調のアクセサリーもあり、これもヴィンテージシャネルとして高値で取引されています。ヴィンテージシャネルの中でも特に人気があるのは、ビジューやパール・マペパールを使ったバロック調のアクセサリーです。

全体のトーンは落ち着いた黒めの色彩で、華やかさはないものの、もともと黒系統の洋服が多いシャネルには、ピッタリマッチするデザインです。シャネルの洋服にヴィンテージシャネルを合わせると、洋服を引き立てるアクセサリーの役割を見事に果たしてくれます。つまり、ヴィンテージシャネルが中古市場で人気なのは、単なる懐古趣味や、現在では手に入らないアイテムだからではありません。

もちろん、現在製造されていないから高値で取引されるというのもありますが、それ以上にヴィンテージシャネルは、シャネルの装いを引き立てるからこそ人気があるのです。ヴィンテージシャネルの中には、大粒の不揃いのジュエリーを使ったアイテムや、大きさが揃っていないパールを用いアクセサリーなどがあります。通常なら、とてもブランドメーカーが作るようなジュエリーではありませんが、シャネルが作ると不揃いのアンバランスなジュエリーが、見事なバランスで蘇るから不思議です。

シャネルは、黒が喪服をイメージする不吉な色といわれた時代に、黒い洋服を作ってヒットさせるなど、当時の「常識」を打ち破ってきました。もしかすると、ヴィンテージシャネルにもそういった、時代に迎合しない「反骨精神」が受け継がれているのかもしれません。

□シャネル買取の査定ポイント

シャネルを買取に出す場合、少しでも査定額を上げるために知っておくべきポイントがあります。

*買取相場を調べる

まず、買取に出す前に、持っているシャネルの買い取り相場を調べておきましょう。相場はネットで簡単にわかるので、調べておけば、あまりに相場より安い査定額を提示されたら、買取を拒否することもできます。相場を知らないと、買取店の言いなりになってしまうので必ず調べておきましょう。

*査定のポイント

シャネル商品を買取に出すと、査定士が商品を細部にわたってチェックします。チェックされるのは、商品の表面についた傷や破れ、汚れ、色褪せなどです。また、金属部分は傷やへこみ、擦り傷の有無などもチェックされます。

普通に使っていてできた傷なら問題ありませんが、あまりに目立つ傷や色褪せなどは査定額減額の対象となります。特に持ち手がついているバッグは、持ち手部分の色褪せや傷みも査定に影響します。また、バッグについた臭いや角の擦れ、内部の擦れなどもチェックの対象となります。

バッグの臭いとは、タバコ臭やペットの臭いなどです。これらはすべて、買取店が再販する前に改修する必要があるので、修復に手間がかかるような傷や擦れ、色褪せなどがあると、査定額が下がってしまいます。

*付属品の有無

シャネルの商品には、購入時に箱や保管袋などの付属品がついています。これらの付属品を揃えて出すと査定額がアップしますが、逆に付属品が揃っていないとその分減額されてしまいます。また、商品によっては保証書がついていますが、保証書があるかどうかも査定に影響する場合があります。保証書がなくても査定士は本物かどうか査定できますが、再販する際に保証書があるほうが安心して買ってもらえるので、保証書があったほうがいいのです。

*時期によっても買取額が変わる

シャネルの商品は、買取に出すタイミングによっても買取額が変わります。中古市場に同じアイテムが多数流通していると、あまり需要がないので買取額は下がります。反対に、買取に出すアイテムが市場に不足していると、買取額はアップします。

そのアイテムが市場にどのくらいあるかを知るのは困難ですが、相場の変動にはそういった事情があることも知っておきましょう。また、アイテムによっては、買取に出す季節を考慮すべきものもあります。たとえば、サンダルを冬に買取に出してもあまり需要がありません。サンダルは夏の前に出したほうが、すぐ売れるので買取額も上がります。

□まとめ

シャネルの商品は中古市場でも人気なので、高値で取引されています。シャネルの商品をなるべく高値で買取してもらうには、普段使用しているときから傷や擦れ、色褪せなどに注意しましょう。また、付属品が揃っていると買取額が高くなります。同じアイテムでも、市場に出回っている数量によって買取額が変動します。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。