破損したルイヴィトンは売れる?買取時のポイントを紹介します | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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破損したルイヴィトンは売れる?買取時のポイントを紹介します

最終更新日 2021年1月26日

世界中で愛用されているルイヴィトンは、誰もが認める高級ブランドメーカーです。だからルイヴィトンの商品は多くの人が欲しがるので、中古市場でも常に高値で取引されています。ところで、ルイヴィトンはボロボロになっていても売れるのでしょうか。

それとも、いくら高級ブランドでも、さずがにボロボロでは買い取ってもらえないのでしょうか。もちろん、ルイヴィトンは傷んでいないほうが高値になりますが、だらといって、自分で勝手に修理すると、かえって価値を損ねてしまうので注意が必要です。ここでは、ボロボロのルイヴィトンを、少しでも高く買い取ってもらうコツもご紹介します。

□ルイヴィトンが破損していても買取してもらえる理由

ルイヴィトンは、きれいであれば問題なく買い取ってもらえますが、かなり傷んでいてもほとんどの場合買取が可能です。それはなぜかというと、ルイヴィトンが世界的に有名なブランドだからなのです。つまり、世界的に価値を認められているからこそ、ボロボロでも価値があるのです。どういうことなのか、具体的に見てみましょう。

 

*圧倒的に需要がある

ルイヴィトンは誰もが欲しがるので、圧倒的に需要があります。だから少しくらい傷んでいても買い取ってもらえるし、かなりボロボロでも買取が可能なのです。それは、買取業者は1個でも多くのルイヴィトンを仕入れたいからです。

仕入れて修理すればすぐ売れる商品だから、ボロボロでも買い取ってくれるのです。ボロボロなら中古市場でも商品価値が低いので、高値にはなりませんが、それでもある程度の値段で売ることができます。だから、もう使えないようなボロボロの商品でも、ルイヴィトンなら買い取ってもらえるのです。

これは、ルイヴィトンの商品価値が、それだけ高いということなのです。ルイヴィトンは新品で買いたいという人ばかりではなく、中古品でもかまわないという人も少なくありません。また、中には安く買えるなら、目立つ傷があってもかまわないという人もいます。

つまり、ルイヴィトンが安く手に入るなら、何でも良いから欲しいという人もいるのです。これは、ルイヴィトンというブランドが持っている、パワーによるものと言っても良いでしょう。

 

*修理すれば長く使える

ルイヴィトンは、一生物と言われることもあります。1つのルイヴィトンを、親から子に受け継いで使っていることも少なくありません。ルイヴィトンには、長く使い続けるだけの値打ちがあると同時に、何十年も使えるほど丈夫だとも言えるでしょう。もちろん、いくら丈夫でも使っているうちに傷んできます。

ルイヴィトン製品は、長く使うことを前提として、ベテラン職人が1つ1つ手作りで作り上げていますが、どこか傷んだら、同じようにベテラン職人の手によって修理されるのです。ルイヴィトンには、このような修理のシステムがしっかり出来上がっています。破損の程度によっては、パーツの交換が必要な場合もありますが、ルイヴィトンではパーツも長期間保管してあるので問題ありません。

ルイヴィトンの商品は、スナップボタンやバッグの持ち手なども交換できるので、中古市場でこれらの部分が壊れた商品を安く買って、修理して使う人もいるほどです。このような愛用者もいるので、ボロボロで使えなくても商品としての価値があるのです。

 

*古いデザインに価値がある

ルイヴィトンは、長い間にデザイナーも入れ替わっているので、同じアイテムでもデザイナーが変わると、マイナーチェンジされることがあります。そのため、同じアイテムでも、昔の商品と現在の商品は少し違っています。たとえば、ドラム型ハンドバッグのパピヨンは、昔は手で持つように作られていたので、ショルダーは短かめでした。しかし、マイナーチェンジされた現代のパピヨンは、ショルダーが長めに作られています。

そのため、どうしてもショルダーの短いパピヨンが欲しければ、中古市場で求めるしかありません。ショルダーの短いパピヨンは中古品しかないので、多少傷んでいても、どうしても欲しい人はそれを買うことになります。このように、「どうしても欲しい」と言う人が全世界にいるからこそ、たとえボロボロであっても、ルイヴィトンには商品価値があるのです。

□修理すると逆に傷む可能性がある

ボロボロでも買い取ってもらえると言っても、きれいなまま買取に出すほうが高値になるのは当然です。だからといって、自分で勝手に修理すると、逆効果になる場合があるので注意が必要です。ルイヴィトンはベテラン職人によって作られているので、縫製や革製品についてよく知らない人が修理しようとしても、うまくできるはずがありません。

そのため、ごく簡単な修理なら自分でもできますが、少し難しい修理が必要なら一切手をつけずに、ルイヴィトンの正規代理店に修理を依頼するほうが無難です。もちろん、正規代理店に修理を依頼すると費用がかかりますが、お金を節約しようとして、自分で直してかえって悪くしてしまうと元も子もありません。

ルイヴィトンを買取に出す際に、自分で修理した痕跡があると、査定の減点対象になってしまいます。たとえ見た目がきれいに修理できたとしても、ルイヴィトンの正規の修理手順と違いますから、余計な手を加えた時点で、大きく減点されてしまうので注意しましょう。

 

*街の修理屋に出さない

これと同様に、街の皮革製品の修理屋で、ルイヴィトンの商品を修理してもらうと、減点対象になることが多いので気を付ける必要があります。皮革製品の修理屋なら、プロだから大丈夫と思っている人もいるかもしれませんが、たとえプロでもルイヴィトンの修理法とは違います。ルイヴィトンは、ルイヴィトン以外の手が加わると、価値が下がることを覚えておきましょう。

また、街の修理屋に持ち込むと、パーツの交換が必要な際に、ルイヴィトンの正規品以外のパーツを使われてしまいます。たとえばファスナーが壊れた場合、修理屋は手元にある交換用のファスナーを取り付けるでしょう。ルイヴィトンに正規品以外のパーツが使われると、大きく減点されてしまうので要注意です。

□破損したルイヴィトンを高く買い取ってもらうコツ

ボロボロになったルイヴィトンを、少しでも高く買い取ってもらうコツをご紹介しましょう。

 

*買取店を選ぶ

ルイヴィトンが需要の高いブランドだといっても、買取店によっては傷みが激しいと買取を拒否されたり、大幅に減額されることもあります。ひと口に買取店といってもさまざまで、中にはボロボロの商品を買い取っても修理工房がなかったり、修理できる技術者がいない店もあります。また、買取店は買い取った商品を中古市場で転売して利益を得ていますが、買取店によっては、ボロボロの商品を転売するルートを持っていない場合もあります。そのため、ボロボロのルイヴィトンを売るためには、買取店選びも重要です。

 

*少しでもきれいにして出す

商品自体は傷みが激しくても、買取に出す前になるべくきれいにして出すと、ある程度査定が良くなります。バッグの表面が汚れていれば、布で拭くなどして、少しでもきれいにしてから買取に出しましょう。

 

*付属品を揃える

ルイヴィトンは、購入時についていた付属品を揃えて出すと、高値の査定になります。全部でなくてもいいので、なるべく多くの付属品をつけて、買取に出すようにしましょう。

□まとめ

ルイヴィトンは高いブランド力があるので、ボロボロでも買い取ってもらえます。ルイヴィトンは圧倒的に需要があり、修理すれば長く使えるアイテムで、古いデザインに価値があるから高く買い取ってもらえるのです。ボロボロになったルイヴィトンを少しでも高く買い取ってもらうには、買取店を選ぶことも大切です。また、買取に出す前に少しでもきれいにしておくと、高く査定してもらえることがあります。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。