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ダイヤモンドの偽物と本物の見分け方は?模造品の種類も併せて解説!

最終更新日 2023年12月14日

ダイヤモンドの偽物と本物の見分け方は?模造品の種類も併せて解説!

ダイヤモンドの偽物とは?ブランド品のコピーと違って、本物、偽物なんてダイヤモンドには無いと思ってはいませんか?それがあるんです!!

ダイヤモンドに似ていても、それがダイヤモンドとは限りません。偽物のダイヤモンドを買ってしまわないためにも、偽物の種類や見分け方をお教えいたします。

ダイヤモンドの価値を決める、美しさの基準についても併せて解説しているので、参考にしてください。

 

【 目次 】

 1 ダイヤモンドの本物と偽物、何が違う?

 

2 偽物の模造ダイヤモンドの種類

 2,1 模造宝石

 2.2 人造宝石

 2.3 合成ダイヤモンド

 

3 ダイヤモンドの本物・偽物の見分け方

 3.1 水をかけてみる

 3.2 曇り方で確認する

 3.3 ブラックライトを当ててみる

 3.4 ガラスを引っ搔いてみる

 3.5 光の屈折率で確認する

 3.6 重量を確認する

 3.7 信頼できる専門の機関を頼る

 

4 偽物のダイヤモンドを買わないためのポイント

 4.1 信頼できるお店で買う

 4.2 鑑定書を付けてくれるお店で買う

 

5 ダイヤモンドの価値は「4C」という評価基準で決まる

 5.1 カット(Cut)

 5.2 カラー(Color)

 5.3 クラリティ(Clarity)

 5.4 カラット(Carat)

 

6 ダイヤモンドの査定なら須賀質店へご相談を

 

7 まとめ

1 ダイヤモンドの本物と偽物、何が違う?

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

ダイヤモンドの本物と偽物は何が違うのか、簡潔に言ってしまえば、成分が違う、別の物質であるという事です。偽物と呼ばれているのは見た目が似た別の物質、別の鉱物の事になります。

 

ダイヤモンドが高価なのに対して、より安価に入手出来る物が多いため、ダイヤモンドの代替品として流通しています。それをダイヤモンドと偽って販売されている物が、ダイヤモンドの偽物になります。

 

2 偽物の模造ダイヤモンドの種類

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

ダイヤモンドの偽物を大別すると、模造宝石、人造宝石、合成宝石に分ける事が出来ます。

 

2.1 模造宝石

模造宝石とは、宝石では無いため安価に手に入れる事の出来る物を、外観を宝石に似せる事で宝石の代用品としている物の事です。プラスチックやガラス、産出量が多く希少性や価値の乏しい天然石等がそれにあたります。

 

スワロフスキーという名前を聞いた事はないでしょうか?クリスタルガラス製品のメーカーであるスワロフスキー社の開発した、特殊な製法でカットされたクリスタルガラスの事です。ダイヤモンドの模造宝石としては一番有名なのがこれでしょう。もともとの素材がガラスであるため、ダイヤモンドと比べると安価に入手する事が出来ます。

 

2.2 人造宝石

 

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

人造宝石とは、基本的に自然界に存在している物ではありません。人の手によって作り出された物質、構造で宝石に似た見た目の物、宝石に代用として使われている物の事を言います。模造宝石と同様に、天然の宝石と比べると安価に入手する事が出来ます。

 

模造宝石にしても、人造宝石にしてもダイヤモンドジュエリーと同じような見た目で、安価に製造する事が出来るため、イミテーションジュエリーとしての人気もありますが、ダイヤモンドの偽物としても流通してしまっています。

 

キュービックジルコニア

 

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

人工的に作られる、人造宝石にあたります。見た目はダイヤモンドによく似ていますが、ダイヤモンドと比べると柔らかく、細部においては顕著な違いもあります。ダイヤモンドを見慣れていると見分ける事も出来るかもしれませんが、小さな粒を肉眼で見分けるのは難しいかもしれません。

 

人工的に大量生産する事が出来るため、ダイヤモンドのような希少性が無く、価格的にみると価値はありません。

 

ジルコン

 

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

ジルコン自体が宝石の一種ではあるのですが、ダイヤモンドと比べると産出量が多いため、あまり価値のある宝石ではありません。見た目がダイヤモンドに似た色相の物があるので、ダイヤモンドの代用としても使われます。名前も似ていることもありキュービックジルコニアと混同されがちですが、全くの別物です。ジルコンは古くから宝石として扱われていて、聖書にもその名前が登場します。

 

さらに、鉱物として形成されたのが古く、地球上で最古の鉱物と言われています。

 

モアッサナイト

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

模造ダイヤモンドのなかで、見た目、性質が最もダイヤモンドに近いのがモアッサナイトです。隕石中に含まれる事のある鉱物で、地球上の自然界からは産出されません。現在、ジュエリーとして出回っているモアッサナイトは人工的に生成された物です。

 

見た目が似ている事もですが、硬度、熱伝導率といった特性が比較的ダイヤモンドに近いため、科学的な面で確認をしてもダイヤモンドと誤認してしまう事があります。

 

2.3 合成ダイヤモンド

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

ダイヤモンドは地球の内部で、永い年月かけて生成されます。自然に作られるからこそ、あまり質の良くない物も産出されます。そして、だからこそ大きく質の良いダイヤモンドに希少性があり高値で取引されるのです。

 

合成ダイヤモンドとは、それを人工的に作った物です。天然のダイヤモンドとは違い、人工的に作るため希少性という意味では無価値と言えます。

 

ただ、物質としては天然のダイヤモンドと同じであるため、見た目や簡易的な検査で見分ける事はほとんど出来ません。

 

以前は質の良い合成ダイヤモンドを生成する技術が無かったのですが、近年になって質の良い合成ダイヤモンドを生成する技術が確立されたため急速に広まりました。

 

3 ダイヤモンドの本物・偽物の見分け方

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

慣れていないと、見た目だけでダイヤモンドを本物か偽物か見分けるのは難しいでしょう。そこで、ダイヤモンドの見分け方をいくつかご紹介していきます。

 

3.1 水をかけてみる

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

ダイヤモンドは水をはじく性質を持っています。そのため、ダイヤモンドの上では、水は平らに広がるのでは無く、はじかれ水滴となります。水が水滴になればダイヤモンド、平らに広がればダイヤモンドでは無いと判断する事が出来ます。

 

逆に油にはなじむ性質があるので、あまりお勧めは出来ませんが油性ペンでダイヤモンドには直接文字を書く事が出来ます。キュービックジルコニアは油をはじくため、油性ペンで文字を書く事が出来ません。

 

3.2 曇り方で確認する

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

ダイヤモンドは熱伝導率の高い物質です。つまり熱が伝わりやすく、息を吹きかけた際の曇りが無くなるのが偽物と比べると早くなります。曇った状態が長く続くようであれば偽物の可能性が高いと判断できます。

 

また、温度差による結露でも同じ事が言えるため、冷蔵庫等で冷やして、外に出した際にすぐに結露が無くなるかどうかといった方法も有効です。

 

ただ、モアッサナイトは比較的ダイヤモンドに近い熱伝導率であるため、あまり有効な方法では無いかもしれません。

 

3.3 ブラックライトを当ててみる

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

白色にブラックアイトを当てると、青く光るのを見た事はないでしょうか?

 

ダイヤモンドの全てではありませんが、同じようにブラックライトを当てると青く光る場合があります。

 

キュービックジルコニア等は、同じようにブラックライトを当てても光る事が無いため、ダイヤモンドか否かの確認に使う事が出来ます。ただ、ダイヤモンドの全てがブラックライトで光るわけでは無いため、「光らない=ダイヤモンドでは無い」ではありません。

 

3.4 ガラスを引っ搔いてみる

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

ダイヤモンドは自然界の中では最も高い高度を持つ物質です。ガラスを引っ掻いてもキズが付く事はありません。つまり、ガラスを引っ掻いてキズがついてしまうのであれば、それはガラスやプラスチックのような素材であると言う事です。

 

ただ気を付けなければいけないのは、ダイヤモンドはキズ付く事は基本的にはありませんが、欠ける、割れるという事は起こります。あまり力を入れすぎると割れてしまうかもしれません。

 

3.5 光の屈折率で確認する

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

ダイヤモンドが高価な宝石であるのは、希少性が理由でもありますが、単純に美しいからでもあります。そして、美しく輝く理由は屈折率が高いからです。

 

屈折率が高いため、中に入る光が真っ直ぐには抜けて行きません。その特性を利用して偽物かを確認する事が出来ます。

 

紙に線を書いて、その上にダイヤモンドを置いてみてください。そのまま線が見えるようであれば偽物である可能性が高くなります。屈折率の高いダイヤモンドであれば線は見えないはずです。

 

3.6 重量を確認する

精密な重量計がある事が前提となりますが、ダイヤモンドとキュービックジルコニアは重量で判別する事が可能です。ダイヤモンドに対してキュービックジルコニアは1.5倍の重量がありますので、重量(カラット)が同じ場合キュービックジルコニアよりダイヤモンドの方が大きく感じるはずです。但し1カラットは0.2gですので、重さでみわける場合はかなり大きなダイヤモンド限定となるでしょう。

 

3.7 信頼できる専門の機関を頼る

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

キュービックジルコニアのような物であれば、ある程度慣れていればダイヤモンドか偽物かを見分ける事はそう難しくはありません。

 

ですが、近年はより見分け難い偽物も登場してきています。それが、モアッサナイトや合成ダイヤモンドです。合成ダイヤモンドに至っては、そもそもダイヤモンドである事に違いは無いのですから、簡単に見分ける事が出来なくて当然です。

 

そんな時に頼るべきなのが、宝石を鑑定する専門機関です。世界的に権威のある鑑定機関GIA、日本国内では屈指の信頼度を誇るCGL(中央宝石研究所)に依頼するのが良いでしょう。

 

4 偽物のダイヤモンドを買わないためのポイント

残念な事に、天然のダイヤモンドと偽って売られている模造品が存在しています。そんな偽物を買ってしまわないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。

 

4.1 信頼できるお店で買う

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

安くて良い物を売っているお店もたくさんあるとは思いますが、やはり安さには理由がある事でしょう。その理由というのが偽物なのかもしれません。

 

ダイヤモンドや金、プラチナというのは素材としても高価な物です。売っているお店を選ぶ際には、専門店やブランドといった実績や信頼のあるお店で買う事をお勧めします。

 

4.2 鑑定書を付けてくれるお店で買う

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

GIA、CGLといった専門機関に依頼すると、それがどんな宝石なのか、ダイヤモンドであれば4Cの評価を鑑定してくれます。その鑑定結果を、鑑定書という形で発行してもらえます。

 

鑑定書が付いていれば、ある程度偽物では無いと安心出来るのではないでしょうか。

 

専門機関であれば、人間の目だけで見抜くのは難しい、ダイヤモンドの天然、合成もしっかり見極めてくれます。

 

0.15ct未満だと鑑定書がつかない点に注意

金ネックレス

全てのダイヤモンドには鑑定書がついてくると思われる方もいらっしゃいますが、0.15ct未満の場合は一般的に鑑定書が発行されません。これは「ダイヤモンドが小さくカットの判定にブレが生じやすい」為や「ダイヤモンドの価値に対して鑑定書の発行手数料が割高になる」といった理由からです。どうしても鑑定書を発行して欲しい場合は、お店に対応してもらえるか相談してみるとよいでしょう。

 

5 ダイヤモンドの価値は「4C」という評価基準で決まる

ダイヤモンドの価値は「4C」というCを頭文字に持つ、4つのポイントで評価をします。

 

5.1 カット(Cut)

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 鑑別

 

ダイヤモンドの形がどれだけ均整とれているかという基準になります。自然の鉱物であるダイヤモンドの評価基準としては唯一、人間の手による加工に左右される基準となります。ラウンドブリリアントカットという形の場合にのみ、Cutグレードは評価されます。

 

5.2 カラー(Color)

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

ダイヤモンドは無色透明であるほど質が良いとされています。そして、黄色味を帯びていく程に質が悪くなります。ダイヤモンドの頭文字のDから始まり、黄色味を帯びる程にアルファベット順にE、F、Gと進んでいきます。

 

ただし、ピンクやブルーといったカラーダイヤモンドは無色透明よりもさらに価値のあるされる場合があります。

 

5.3 クラリティ(Clarity)

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

天然の鉱物であるダイヤモンドは、内部に不純物、気泡といった宝石としての美しさの邪魔になってしまうものが含まれてしまっている場合が多くあります。このような内包物がどれくらいあるのか、少ないのかを評価するのがクラリティです。

 

5.4 カラット(Carat)

ダイヤモンドはより大きく、より質の良いものほど高値で取引されます。このより大きなという基準をカラットという重さの単位で表します。1カラットは0.2g、カラットを大きさの単位と認識している方も多いでしょうが、間違いでは無いと思いますが、カラットとは重さの単位です。

6 ダイヤモンドの査定なら須賀質店へご相談を

ダイヤ 本物 偽物 見分け方 

 

須賀質店では、貴金属、ジュエリーの買取を行う際には、しっかりとダイヤモンドの査定も行い高価買取をしております。ダイヤモンドの査定は、4Cを見極めなければいけないため、単純に重さを量れば金額を出す事の出来る貴金属のみの査定よりも、知識や技術が問われる事になります。長年ダイヤモンドの買取を行って来た須賀質店であるからこその査定技術で高価査定を実現しております。

 

査定は無料ですので、売ろうかどうしようか迷っているという方であれば、お気軽に査定額を聞きにいらしてください。

 

知識や技術を兼ね備えた須賀質店の鑑定士であれば、キュービックジルコニアのようなダイヤモンドの偽物も見抜く事が出来ます。

関連リンク:ダイヤモンド買取について知る

 

7 まとめ

最も美しいとされ、古くから装飾品として重宝されているダイヤモンド、紀元前には価値のある物として取引されていたそうです。

 

長い歴史を持つ宝石であるからこそ、偽物や模造品、イミテーションといった技術も発達してきたのかもしれません。

 

ダイヤモンドを購入する際には、偽物を掴まされてしまわないようお気をつけください。もし、本物ダイヤモンドかどうか不安な物がありましたら、本記事を参考にしていただければ幸いです。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。