金の偽物と本物を調べる方法を7つ紹介!金の偽物・偽造品にはご注意!| 創業大正9年の須賀質店 | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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金の偽物と本物を調べる方法を7つ紹介!金の偽物・偽造品にはご注意!| 創業大正9年の須賀質店

最終更新日 2024年2月15日

偽物の金と本物の金の見分け方とは? 特徴やポイントなどを徹底解説!

金は、実物資産として人気の製品です。近年は金の価格が高騰していることから注目が集まっていますが、市場には本物に混じって偽物も流通しています。刻印や色味を確認する、磁石を使うといった方法で見分けられるものもありますが、なかには巧妙に作られたものもあり、素人では判断が難しい場合もあります。今回は、金の偽物と本物の見分け方について、特徴やポイントなどを解説していきます。
【 目次 】

1 偽物の金とは一体何?

1.1 金メッキ・金張りに金製品を示す刻印がされている

1.2 刻印金種と実際の金種が異なる

1.3 一部に金ではない素材を使用している

1.4 上記の特徴をあわせ持っている

 

2 偽物の金の見分け方とは?

2.1 刻印をチェックする

2.2 磁石を近づける

2.3 金の色味を比べてみる

2.4 感触を確認する

2.5 金が剥離していないか

2.6 金の比重を測ってみる

2.7 試金石で調べる(硬度を調べる)

 

3 本物の金か、プロに査定してもらう際のポイント

 

4 貴金属の査定なら”須賀質店”

 

5 まとめ

 

1 偽物の金とは一体何?

偽物の金には次のような特徴があります。

・メッキ・金張りに金製品を示す刻印がされている

・刻印金種と実際の金種が異なる

・一部に金ではない素材を使用している

・上記の特徴をかけあわせている

 

1.1 金メッキ・金張りに金製品を示す刻印がされている

金メッキ・金張り製品には、それぞれ「K18GP」「GF」といったように、金メッキ・金張りであることを示す表記がされています。しかし偽物の金のなかには、表面だけ金でコーティングし、すべて金でできているかのように見せかける高度な金メッキもあります。

金メッキ・金張りは市場に多く出回っていますが、偽物の金においても比較的よく見られる手法です。見た目だけで見れば金と遜色ないため、素人では見抜くのが難しいです。ネットオークションやフリマアプリで金と書かれているのに、安く売られている場合はこうした製品の可能性が高いです。

K18GP刻印

1.2 刻印金種と実際の金種が異なる

実際には14金であるにも関わらず「K24」や「K20」と称する金の偽物もあります。こうした製品は、刻印の価値よりも低い製品を売却することで、相手を騙す悪質なもの。素人では、使用されている金の純度を刻印以外で判断するのは難しいため、注意が必要です。

また、日本国内に流通している金製品は「K24」「K18」のようにKが先に来ていますが、海外製品には「18K」のように、Kが数字の後ろにきているものがあります。こうしたものは「あとK」と呼ばれる純度が不明瞭な製品のため、買取の際は刻印されているよりも安い価格で買取される事もあります。

あとKの刻印

1.3 一部に金ではない素材を使用している

複数のパーツで作られた製品のなかには、一部のパーツが金ではない素材を使用しているものもあります。例えば、ネックレスの場合刻印がある留め具部分のみ金を使用し、あとは別の合金を使っているなどといった場合です。

金製品は刻印されている金種で、全てのパーツを作らなければいけません。もし金種が違う場合それぞれ刻印をする必要があります。刻印されていない別の金種、または合金を使っているのは偽物と言えます。

目立つ箇所は確認しても細かい部分は見落とすことが多いため、注意しましょう。

 

1.4 上記の特徴をあわせ持っている

偽物の金の中には、上記の特徴をかけあわせた金のスーパーコピーとも言える悪質なものもあります。金メッキ・金張り製品に金製品であるかのような刻印を入れたり、一部のパーツのみ金を使ったりといった製品の偽物を見抜くとは非常に難しいと言えます。

こうした製品は、国内の新品のお店で流通することはほとんど考えられず、中古の販売業者をだますために持ち込まれているケースが多いです。海外やインターネットで購入した製品が金のスーパーコピーだったということも少なからずあるため、注意が必要です。

金のスーパーコピー

2 偽物の金の見分け方とは?

偽物の金を見分けるには、どうしたら良いのでしょうか。素人では判断が難しいと思われている金の偽物の判断ですが、いくつかポイントを抑えておくことで、プロでなくてもチェックができます。ここでは偽物の金の見分け方を7つご紹介します。

 

2.1 刻印をチェックする

本物の金には、「K24」「999.9」などのように金の純度を示す刻印がされています。偽物の金を見抜くには、この刻印を見るのがもっともわかりやすい判断方法です。金メッキの場合「GP」、金張りの場合は「GF」と刻印されています。

金の偽物の中には、金製品ではないのに「K18」というように刻印をして相手を騙そうとする製品もあります。偽物の金製品はタングステンという金属を使っていることが多いですが、このタングステンは金よりも硬いため、刻印がレーザーで刻印されているのが特徴です。

18金といった金製品は、柔らかいため他の合金よりも刻印が深く印字されているため、刻印が薄い場合は、タングステンである可能性が高いと言えます。

 

2.2 磁石を近づける

こちらもすぐに金の偽物かを判断できる方法の一つです。金は磁石にくっつかないため、磁石を近づけても何も反応しません。反対に磁石にくっついてしまう場合、その製品は金ではないと言えるでしょう。

しかし、金以外にも磁石にくっつかない金属は存在するため、磁石にくっつかないからと言って、必ずしも金だとは断定できません。金のスーパーコピーには、こうした銀やスズに、金メッキを施して金として販売するものもあるため、注意が必要です。

また、稀に金でも磁気を帯びて磁石に反応することもあるため、この方法だけでなく、刻印や色味など他の見分け方と組み合わせて判断するようにしましょう。

2.3 金の色味を比べてみる

金の色味を覚えれば、自宅でも金の偽物を見分けることができます。金の特性として、純度が高いほど濃いオレンジ色をしており、純度が下がると黄色っぽくなっていきます。さらに純度が下がると、銅の割合が増えるため暗く鈍い色になっていきます。

金メッキは色味が薄く、表面が不自然な光り方をしている特徴があるため、こちらも参考にしみると良いでしょう。手元に他の金製品がある場合は、比較してみると色味の違いがわかりやすいかと思います。もし、色味に違和感があるのであれば要注意です。

また、ホワイトゴールドやピンクゴールドなどの金製品は、色味での判断が難しいため、他の方法が有効です。

 

2.4 感触を確認する

感触でも判断できる場合があります。純度の高い金は、熱伝導率が高いため、触った瞬間ひんやりと冷たいのが特徴です。また、触ると手の熱が伝わりすぐに暖かくなります。一方、偽物の金は熱伝導率が低いため触ってもしばらく冷たいままという特性があります。比較用に鉄製の製品があるとよりわかりやすいでしょう。金の偽物の中でも、かなり高い純度のものを偽装している場合は、判別できる可能性が高いため、感触を確認してみるのも一つの手段でしょう。しかし、金の製品に触り慣れていない方や、金の純度が近い場合、判断が難しいこともあるでしょう。他の手段と合わせて判断するのがおすすめです。

 

2.5 金が剥離していないか

金メッキを本物の金であると偽装している場合、メッキの剥離がないか確認するのも一つの判断のポイントです。金メッキは、薄く伸ばした金をべつの金属に貼り付けたもの。そのため、使っているうちに衝撃や摩擦によって、表面の金が剥がれる場合があります。

金製品をよく観察し、金メッキが剥がれていないかを確認してみましょう。もし金メッキが剥がれている場合は、金ではない可能性が高いです。ただし、スーパーコピーのような偽物に関しては、このようなことが起こる可能性が低いと言えます。他の方法とあわせて確認するようにしましょう。

金メッキが剥がれている

2.6 金の比重を測ってみる

金の比重は、水中に沈めることで確認ができます。具体的な手順は下記のようになります。

1.キッチンスケールで金製品を測り、その重さを記録します。

2.水が入った入れ物をキッチンスケールに置いて、数値をゼロに戻します。

3.紐で金製品を水の中に浸したらその重さを記録します。

4.はじめに測った金製品の重さ÷水に浸した時の重さを計算し、出た数字が金製品の比重となります。

純金の比重は、「19.13~19.51」、18金は「14.84~16.12」となっています。ただし、この方法は宝石がついたアクセサリーなど金以外の製品がついたものには対応できないので注意しましょう。

金の比重を測ってみる

2.7 試金石で調べる(硬度を調べる)

試金石とは、金の純度を調べるために使用される鉱石のことです。石英質の黒色の硬い石で、貴金属をこすりつけ、その条痕の色や柔らかさから貴金属の純度や品位を判別します。二朱金が流通した江戸時代から現在まで用いられている鑑定方法です。

貴金属が金メッキだった場合、すぐに表面の金が剥がれてしまうため、すぐに見分けることができます。ただし、偽物の中にはメッキの構造を二重にしたようなものもあり、こうした手の込んだ偽物は試金石では見抜くことができません。

また、金の色味や硬さなど感覚的な部分あるため、金にある程度精通してなければ判断が難しいと言えます。熟練者になると刻印のなしのものが、18金かどうかなどの見分けも可能になります。

3 本物の金か、プロに査定してもらう際のポイント

金の偽物と本物を見分けるには、プロに査定してもらうのがおすすめです。素人では判断が難しい色味や感触、比重などさまざまな観点から偽物を見極めます。しかしプロと言っても、金やプラチナなどの貴金属を取り扱うところは、多数あります。

プロに査定してもらう場合には、必ずその店の金の買取実績を確認しましょう。金の豊富な買取実績があり、歴史が長い店舗であるほど、金に関する査定や偽物の見極めのノウハウが蓄積されています。

また、実店舗を構えているお店は、相手の顔が見えるので安心感を得ることができます。一方でお店に行く時間がない、お店の場所が遠い、対面が苦手という方はインターネット上で手続きができるお店がおすすめです。インターネット上で買取を依頼する場合は、見積書の内容をよく確認してからお願いしましょう。

また、サイトの買取価格を高く設定している買取店の中には、手数料が発生するところもあります。こうしたところでは、サイトに掲載されている価格よりも実際に受け取る価格は安くなってしまうため、手数料がない買取店を選ぶようにしましょう。

4 貴金属の査定なら”須賀質店”

金やプラチナの売却を検討している方には、貴金属の査定実績が豊富な須賀質店がおすすめです。須賀質店は、大正9年に創業した100年以上の歴史を持つ老舗質屋で、長年培ってきた貴金属のノウハウを持っています。

貴金属の真贋を見極める技術力はもちろん、国内外のバイヤーとのコネクションを結び、少しでも高い査定相場を集めています。こうしたことから他店よりも高い買取額の提示を実現しています。

また、従業員の育成に力をいれており、服装や身だしなみ、言葉遣いなどを徹底指導しています。「買取店の接客に不安を感じた」という方も安心してご利用いただければと思います。

 

5 まとめ

金の偽物の見分け方について解説しました。偽物を見極めるには、刻印や金の色味、感触を確認する方法があります。また、磁石を近づける、比重を確認する、試金石を使うといった方法も有力です。金メッキの場合、表面の金が剥離していることがあるため、細かい部分をしっかり確認することも重要です。しかし一つの方法だけでは判断が難しいため、複数の手段を組み合わせて確認するのがおすすめです。

また、中にはスーパーコピーと呼ばれる巧妙に作られた偽物の金も存在します。プロでないと色味や感触で偽物を見極めるのは難しいため、「どうしても自分で判断ができない」「不安がある」という方は、プロに査定依頼しましょう。

 

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この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。