買ってはいけない高級時計ブランドを紹介!特徴や注意点は?おすすめのブランドは?
高級時計の購入は、好みや個人のスタイルなど、ひとりひとり異なるため最適な選択肢は異なります。しかし、「買ってはいけない」と言われる高級時計ブランドが存在するのも事実です。
この記事では、そうしたブランドが存在する理由や、避けるべき特徴を解説します。さらに、信頼できるおすすめブランドもご紹介します。後悔のない高級時計選びのために、ぜひ参考にしてください。
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目次
買ってはいけないといわれる高級時計ブランドがある理由
「買ってはいけない高級時計ブランド」は、必ずしもすべての方に当てはまるわけではありません。例えば一般的には、以下のような理由で“買ってはいけない”とされがちです。
- 中古での価値が落ちやすい
- 修理やメンテナンスが難しい
- ブランドの信頼性が低い
- 見た目重視で実用性に欠ける
これらは確かに重要な視点ではありますが、時計の価値はそれだけで決まるものではありません。
大切なのは、その時計がご自身のライフスタイルや美意識に合致しているかどうかです。ステータスや資産価値よりも、「着けていて気分が上がる」「自分らしさを感じられる」などの感覚こそ、長く満足して使い続ける鍵になります。
買ってはいけない高級時計ブランドの4つの特徴
中古市場で極端に価値が下がる
高価な時計でも、売却しようとした際に購入価格を大きく下回ることがあります。中古市場での流通量が多い、人気が低いなどのブランドの時計は、購入直後から価値が大きく目減りする傾向があります。限定モデルや芸能人着用といった一時的な話題で価格が高騰することもありますが、その人気は長く続きません。
高級時計に「資産価値」を期待する方にとっては、注意が必要と言えるでしょう。実用性はもちろんのこと、リセールバリューも事前に確認しておくことが大切です。
正規メンテナンス体制が整っていない
時計は精密機器であり、長期間の使用には定期的なオーバーホールや部品交換が不可欠です。しかし、一部ブランドでは、国内に正規の修理拠点がなかったり、メンテナンス費用が非常に高額であったりする場合があります。
民間の時計修理店で対応できる場合もありますが、特殊な部品を使用している時計は、メーカーでの修理しか受け付けられないことがあります。スイスをはじめ海外に送る場合、数ヶ月~半年以上の期間を要することも珍しくなく、送料を含めた費用が高額になる可能性が高いです。
ブランド力よりも広告頼みの知名度
過度な広告によって知名度を高めているブランドには注意が必要です。SNSやテレビCMなどで積極的に宣伝しているにもかかわらず、ユーザーレビューを見ると「作りが粗悪」「すぐ故障した」といった意見が散見されることがあります。
これは、マーケティングに過剰なコストをかけ、製品の品質が疎かにされている可能性を示唆しています。表面的な魅力やブランド名だけで判断するのではなく、実際に市場で評価されている実力を見極めることが重要です。
模造品・フェイク品が多いブランド
人気の高い一部のブランドには、残念ながら模倣品が数多く存在します。特に、インターネット通販やフリマアプリなどでは、写真のみで真贋を見極めることが難しく、正規品と信じて購入してしまうケースも少なくありません。
精巧な作りのブランドであれば、実物を比較することで差異が判明しやすいですが、正規品の品質自体が低い場合、模倣品との区別が困難になることがあります。専門家であっても真贋の判断が難しい場合があり、一部の買取店では、そのようなブランドの買取を敬遠する傾向があります。
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買ってはいけない高級時計ブランドを紹介
フランクミュラー
フランクミュラーは、その独創的なデザインと複雑な機械式機構で知られる高級ブランドですが、一部では「買ってはいけない」という声も聞かれます。主な理由として、中古市場における価値の下落幅が大きい点が挙げられます。
新品価格が数百万円を超えるモデルであっても、中古市場では半額以下になることも珍しくなく、資産価値を重視して購入すると期待外れに終わる可能性があります。加えて、修理費用やメンテナンスのコストも高額になる傾向があり、維持費も考慮する必要があります。
ルイヴィトン
ファッションブランドとして世界的な知名度を誇るルイヴィトンですが、時計ブランドとしての評価は賛否両論あります。その背景には、時計製造の歴史や技術が比較的浅く、本格的な時計愛好家からの評価が低いという点が挙げられます。
外観の高級感やブランドイメージに惹かれて購入する方が多い一方、ムーブメントの完成度においては専門の時計メーカーに及ばないという意見があります。また、一般的にリセールバリューは高くなく、中古市場での需要も限定的です。
グッチ
グッチはファッションブランドとして非常に高い人気を誇りますが、時計に関しては「買ってはいけない」という意見も存在します。その理由として、外観のデザインを重視する傾向があり、内部の機構が伴っていない点が挙げられます。
多くのモデルにクォーツムーブメントが採用されており、日常的な実用性はありますが、高級時計に求められる芸術性や高度な技術力は限定的です。装飾的なデザインが多く、流行の変化によってすぐに時代遅れになる可能性も考慮すべきでしょう。
ウブロ
ウブロは、ビッグバンをはじめとするスポーティで強い存在感を放つデザインで人気を集めていますが、一部の時計愛好家からは「買ってはいけない」という声も聞かれます。その理由として、価格設定に対して内部機構の評価が低い点が挙げられます。
高額な定価に見合わず、ムーブメントの完成度や部品の品質に疑問を抱く方もいます。また、一部モデルにおいては中古市場での価格下落が著しく、資産価値を期待して購入すると期待を裏切られる可能性があります。
ゼニス
ゼニスは、長い歴史と確かな技術力を有するブランドですが、一部では「買ってはいけない」という意見も聞かれます。その理由として、ブランドの知名度に対して中古市場での評価が低い傾向がある点が挙げられます。
例えば、名機として知られる「エル・プリメロ」ムーブメントは専門家から高く評価されていますが、一般的な認知度が低いことから、中古売却時に期待した価格がつかないことがあります。実力のあるブランドでありながら、“資産価値”という観点からはやや不利な側面があると言えるでしょう。
ブライトリング
ブライトリングは、パイロットウォッチの分野で著名なブランドですが、一部には購入後に後悔を感じる方もいるようです。その理由として、モデルによってはケースサイズが大きく、装着感に個人差が出やすい点が挙げられます。
航空時計としての歴史を持つブライトリングの時計は、視認性を重視する設計のため、大型のモデルが多いのが特徴です。また、そのデザインはミリタリーテイストが強いため、ビジネスシーンやフォーマルな装いには合わせにくいと感じる方もいます。
おすすめの高級時計ブランドを5つ紹介
パテック・フィリップ
パテック・フィリップは「世界三大時計ブランド」の一つに数えられ、技術・芸術・伝統の全てで最高峰とされるブランドです。複雑機構を得意とし、永久カレンダーやミニッツリピーターなどの高度な機能を搭載したモデルは、芸術作品とも言える極地に達しています。
中古市場でも値崩れしにくく、「ノーチラス」をはじめとしたスポールモデルは、むしろ値上がりする傾向にあります。世代を超えて受け継げる“一生モノ”として、まさに別格の存在です。
オーデマ・ピゲ
オーデマ・ピゲも三大時計ブランドの一つで、特に「ロイヤルオーク」シリーズが世界的に高く評価されています。伝統的な時計製造の技術と、常に新しい挑戦を続ける革新性を兼ね備えており、独創的なデザインと高度な技術が融合したタイムピースは、所有者の個性を際立たせてくれます。
知名度、技術力、資産性の全てを兼ね備えており、時計マニアからも厚く支持されています。希少性の高いモデルも多く、所有する満足感が非常に高いブランドです。
ロレックス
高級時計の代名詞とも言えるロレックスは、その精度、耐久性、そして安定した資産価値において、圧倒的な信頼を得ています。「間違いない選択」として多くの方に選ばれており、中古市場でも価格は安定、特にスポーツモデルにおいては年々価値が上昇する傾向にあります。サブマリーナーやデイトナは、その代表的な例と言えるでしょう。
充実したアフターサービス体制も魅力であり、初めて高級時計を購入する方にも安心しておすすめできるブランドです。
オメガ
オメガは、耐久性が高く高精度な時計製造技術に定評があります。特に、「ムーンウォッチ」として名高いスピードマスターは、人類初の月面着陸に同行した歴史を持ち、世界中で愛されています。
高い精度と信頼性を誇るムーブメントを搭載しながらも、比較的手頃な価格帯で購入できるモデルが多く、コストパフォーマンスに優れています。初心者から熟練の愛好家まで、幅広い層にとって魅力的なラインナップを揃えており、実用性を重視する方に特におすすめです。
グランドセイコー
グランドセイコーは、日本が世界に誇る高級時計ブランドです。セイコーが長年にわたり培ってきた高度な技術と、日本ならではの繊細な美意識が見事に融合した時計は、世界中で高い評価を得ています。
細部にまで徹底的にこだわった仕上げや、独自の革新的なスプリングドライブ技術など、他のブランドにはない独自の魅力を持っています。海外ブランドに匹敵する高性能でありながら、価格は比較的良心的で、日常使いにも適しています。
高級時計ブランドの3つの選び方
資産価値の高い時計を選ぶ
高級時計を選ぶ際、資産価値は非常に重要な要素となります。特に、ロレックスやパテック・フィリップといった一部のブランドは、中古市場においても価格が安定しており、モデルによっては購入価格を上回ることもあります。将来的な売却や買い替えを視野に入れる場合、リセールバリューの安定性は必ず確認しておきたい点です。
購入を検討する際には、検討しているモデルの中古市場での価格動向や、過去の類似モデルの価値推移などを事前に調査することをおすすめします。
デザインで選ぶ
時計は単に時刻を確認するツールではなく、個性を表現する重要なファッションアイテムでもあります。したがって、外観のデザインや装着感は非常に重要です。ビジネスシーンに適したシンプルなデザイン、カジュアルな装いに映えるスポーティなデザインなど、使用する場面を考慮して選ぶのが良いでしょう。
高級時計は長期間にわたって愛用するものだからこそ、「飽きのこないデザインであるか」「日常生活で快適に使用できるか」という視点も不可欠です。
歴史と実績があるブランドを選ぶ
時計選びにおいて、ブランドが持つ歴史や長年にわたる技術の蓄積は重要な要素です。長きにわたり高い評価を得てきたブランドは、製品の品質はもちろんのこと、充実したアフターサービスが期待できるため、安心して長期間使用することができます。
また、歴史のあるブランドは市場における信頼性も高く、結果として資産価値を維持しやすい傾向にあります。例えば、ヴァシュロン・コンスタンタン、オメガ、グランドセイコーなどは、長い歴史の中で確固たる実績を築き上げてきた代表的なブランドと言えるでしょう。
関連リンク:https://www.sugashichiya.com/column/43744/
高級時計ブランドの価格相場は?
高級時計はブランドやモデルによって価格帯が大きく異なります。ここでは、先ほど紹介したおすすめブランドを例に、おおよその価格相場をまとめました。(※2025年時点の定価に基づきます)
- パテック・フィリップ
・ノーチラス:約500万円~
・コンプリケーションウォッチ:数千万円~ - オーデマ・ピゲ
・ロイヤルオーク:約450万円~
・コンプリケーションウォッチ:数千万円~
- ロレックス
・デイトジャスト:約130万円~
・サブマリーナー:約150万円~ - オメガ
・スピードマスター:約100万円~ - グランドセイコー
・クオーツモデル:約30万円~100万円
・メカニカルモデル:約60万円~200万円
購入後に価格が下がりやすい高級時計と下がりにくい高級時計の特徴
購入後に価格が下がりやすい高級時計の特徴
- ファッションブランド系の時計: 時計製造を専門としないブランドのモデルは、ブランドイメージに左右されやすく、専門メーカーの時計に比べて資産価値が下がりやすい傾向があります。
- トレンドに左右されやすいデザインの時計: 斬新で個性的なデザインは一時的に人気を集めることがありますが、トレンドが過ぎると需要が低下し、価格が下落しやすいことがあります。
- 生産本数の多いモデル: 希少性が低い一般的なモデルは、市場に供給が多く、中古市場での価格競争が激しくなりやすいため、価格が下落しやすい傾向があります。
- アフターサービス体制が不十分なブランド: 修理やメンテナンスの困難さや費用の高さは、中古市場での評価を下げる要因となります。
購入後に価格が下がりにくい高級時計の特徴
- 歴史と実績のある老舗ブランドの時計: 長年にわたり高い品質と技術力を維持してきたブランドの時計は、安定した人気があり、中古市場でも価値が維持されやすい傾向があります。
- 自社一貫生産(マニュファクチュール)の時計: ムーブメントからケースまで自社で製造するブランドの時計は、技術的な価値が高く評価され、資産価値も安定しやすいです。
- 生産本数の少ない限定モデルや希少モデル: 市場への供給量が限られているため、需要が高く、中古市場でも高値で取引されることがあります。
- 定番モデルやロングセラーモデル: 長年にわたり人気を博しているモデルは、安定した需要があり、中古市場でも比較的価格が下がりにくい傾向があります。
高級時計をより高く買い取ってもらう方法
付属品をすべて揃えておく
高級時計を高く売るには、購入時の付属品(箱・保証書・コマなど)をすべて揃えておくことが重要です。特に保証書は、正規品であることを証明する重要な書類であり、欠品していると買取価格が減額される可能性が高くなります。
また、箱や付属品が揃っていることで、大切に保管されていた証となり、査定士に良い印象を与えます。将来的に売却を検討しているのであれば、付属品は丁寧に保管しておくようにしましょう。
定期的にメンテナンスしておく
高級時計は精密機械であり、長期間の使用に伴い、内部の油分の劣化や微細な部品の摩耗が発生します。定期的なオーバーホールやクリーニングを行うことで、時計を良好に保ち、査定時の評価を高めることができます。
メンテナンスの履歴は、買取業者にとって時計の状態を判断する重要な情報となり、査定額アップに繋がる可能性があります。正常に使い続けるためにも、売るつもりがなくても5~10年に一度のオーバーホールをおすすめします。
信頼できる買取業者を選ぶ
高価買取を実現するためには、信頼できる買取業者を選ぶことが最も重要と言えるでしょう。時計に特化した専門店やブランド時計の買取実績が多い業者の方が、相場に詳しく適正価格を提示してくれます。
時計専門の買取業者や、高級ブランド時計の豊富な買取実績を持つ業者であれば、市場の相場を正確に把握しており、適正な価格を提示してくれる可能性が高いです。インターネット上の口コミやレビューなども参考に、信頼できる業者を見つけましょう。
おすすめの高級時計買取店は?
おすすめの高級時計の買取店の特徴は、以下の通りです。
- 時計に詳しい査定士が在籍している
- 適正相場をもとにスピーディに査定
- 営業年数が長く実績が豊富
須賀質店は、上記の特徴を持つ創業100年の歴史を持つ老舗質屋です。ロレックスやオメガ、パテック・フィリップなどの高級時計の買取実績も豊富です。都内3店舗に加え、宅配・LINE査定にも対応しており、初めての方でも安心して利用できます。
高級時計ブランドに関するQ&A
Q.買った時より価格が高くなる時計はある?
A.はい、一部の高級時計ブランドでは購入価格より高くなるケースがあります。特にロレックスの「デイトナ」やパテック・フィリップの「ノーチラス」などは、市場の需要が高く、中古市場でプレミア価格になることもあります。
限定モデルや廃盤品、流通が少ないモデルは値上がりしやすい傾向があります。ただし、全ての時計が当てはまるわけではないため、購入時に相場をしっかりチェックすることが大切です。
Q.高級時計はどこで買うのが安全?
高級時計を購入する際は、正規販売店または信頼できる中古専門店での購入が安全です。正規店であれば本物の保証はもちろん、保証書やアフターサービスも確実に受けられます。
また、実績のある大手中古販売店も選択肢の一つです。専門の鑑定士が品質をチェックしており、モデルによってはリーズナブルな価格で購入できます。ただし、信頼できる店舗を選ぶことが重要です。
フリマアプリや個人取引では偽物や状態不良のリスクがあるため、初心者にはおすすめできません。
高級時計の査定・売買なら「須賀質店」
大正9年の創業以来、五反田・渋谷・池袋で地域のお客様に寄り添ってきた須賀質店は、高級時計の買取を通じて、お客様の大切な想いと価値を繋いでまいりました。経験豊富な査定士が、お客様にご納得いただける価格をご提示いたします。
ロレックスやオメガなどの定番ブランドはもちろん、他店では評価が難しいとされるブランドや、動かなくなってしまった時計も諦めずにご相談ください。提携の修理業者により修理費用を抑え、その分を買取価格に上乗せできる場合がございます。
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まとめ
高級時計は「一生モノ」のアイテムであり、選び方やブランド選定を誤ると後悔につながります。「買ってはいけない」と言われるブランドにはそれなりの理由があり、逆におすすめできるブランドには技術・歴史・資産性の裏付けがあります。
また、売却時のリセールバリューや買取価格を意識することも大切です。この記事を参考に、自分の好みと価値観に合った一本を、賢く選ぶ・売る判断ができるようになれば幸いです。
