K18YGとは?K18との違いや購入・買取時の注意点を徹底解説| 創業大正9年の須賀質店 | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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K18YGとは?K18との違いや購入・買取時の注意点を徹底解説| 創業大正9年の須賀質店

最終更新日  2025年12月20日

K18YGとは、「18金イエローゴールド」を意味し、金とその他の金属を混ぜた合金の一種です。純金75%を含む高品質な貴金属として、婚約指輪やネックレスなど幅広いジュエリーに使用されています。

この記事では、K18YGと他の金種との違いや、現在の買取価格相場と価値などを解説します。「K18YGとK18はどう違うの?」「買取に出したらいくらになる?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

k18

 

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K18YGとは何?

K18YGとは、18金イエローゴールドを意味する合金で、ジュエリー素材として広く使用されています。”YG”は”Yellow Gold”の略称で、純金75%に他の合金を25%配合することで、美しい黄金色の輝きと十分な強度を兼ね備えているのが特徴です。

婚約指輪やネックレス、ブレスレットなど、高級ジュエリーの素材として長年愛されており、その華やかな色味が特徴となっています。高い純度により資産価値も認められており、買取市場でも安定した評価を受けています。

比較

 

そもそもK18(18金)とは何?

K18(18金)とは、純金の含有率が75%の合金を指す表記です。金の純度は24分率で表され、K24が純金99.99%以上を意味するのに対し、K18は24分の18、つまり75%の純金が含まれていることを示しています。

残りの25%には銀や銅、パラジウムといった金属が混ぜられており、これらは「割り金(わりがね)」と呼ばれます。純金は柔らかく傷つきやすいため、割り金を加えることで強度を高め、日常使いできるジュエリーとして加工されています。

K18YGとK18とYGの違いを比較

K18は純度75%の金全般を示す表記であり、色味については特定されていません。一方、YG(イエローゴールド)は色味を示す言葉で、銀と銅を特定の割合で配合することで鮮やかな黄色を強調した金合金を指します。

K18は純度の情報のみを、YGは色味の情報を、K18YGは純度と色味の両方を表しているという違いがあります。同じK18でも、割り金の種類によりK18PG(ピンクゴールド)やK18WG(ホワイトゴールド)など異なる色味の金が存在します。

18金種類

 

K18YGは金属アレルギーでも大丈夫?

純金自体は金属アレルギーのリスクが低く、高純度のK18ではアレルギー反応が起こりにくい特徴があります。

K18YGは純金の割合が75%と高いため、金製品の中では比較的金属アレルギーが出にくい素材とされています。しかし、割り金として使用されている銀や銅が原因でアレルギー症状が出る可能性は完全には否定できません。

特に銅に反応しやすい体質の方は注意が必要です。金属アレルギーが心配な場合は、購入前に医療機関でパッチテストを受けることをおすすめします。

K18YGの価格を決める要素

金の国際相場(地金価格)

K18YGの価格を決める最も基本的な要素は、金の国際相場です。金は世界市場で取引されており、ドル建てで価格が決まります。この国際相場は日々変動し、世界経済の情勢や為替レート、需要と供給のバランスによって影響を受けます。

K18YGは純金75%を含むため、純金価格の75%が地金価格の基準となります。国際相場が上昇すれば買取価格も高くなり、下落すれば買取価格も下がるため、売却のタイミングを見極めることが重要です。

製品の重量(グラム数)

K18YG製品の価格は、重量によって大きく変わります。買取時には1グラムあたりの単価に総重量を掛けて基本価格が算出されるため、重量が重いほど高額になります。

ジュエリーの場合、デザインによって使用される金の量が異なり、同じサイズでも中空構造か詰まっているかで重量に差が出ます。購入時には見た目の大きさだけでなく、実際の重量を確認することで適正価格かどうかを判断できます。売却時も正確な重量測定が査定額に直結します。

デザインやブランド価値

K18YG製品の価格には、地金価値に加えてデザイン性やブランド価値が上乗せされます。有名ブランドのジュエリーや著名デザイナーによる作品は、地金価格以上のプレミアム価格がつきます。

また、精巧な細工や希少なデザインは加工費が高く、それが販売価格に反映されます。一方で買取時には、ブランド品以外はデザイン料が評価されにくく、地金価格での買取となることが多いです。購入時の価格と売却時の価格は、必ずしも比例するとは限らないと念頭に置いておきましょう。

 

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K18YGの近年の価格相場

K18YGはK18と同じ純金75%の合金であるため、その価値はK18相場と連動します。K18YGの買取価格は、ここ数年で歴史的な高騰を見せています。

須賀質店の買取事例に基づくと、2020年4月時点では1グラムあたり4,470円だった買取価格が、2025年12月には16,470円を記録しました。

特筆すべきは近年の上昇率で、5年前と比較すると価格は約3.7倍に跳ね上がっています。この背景には、世界情勢の不安定化による「有事の金」需要の増加や、記録的な円安水準が影響していると考えられます。

売却を検討されている方にとっては、まさに「売り時」と言える状況が続いています。

 

K18YG製品購入時の5つのポイントと注意点

刻印の有無と正確性を確認する

K18YG製品には「K18」「750」「K18YG」などの刻印が打刻されているのが一般的です。刻印がない場合や不鮮明な場合は、偽物や品質が保証されていない可能性があります。

購入前には必ず刻印の位置と内容を確認し、販売員に刻印の意味を説明してもらいましょう。ただし、刻印があっても偽物の可能性はゼロではないため、信頼できる店舗での購入が重要です。

中古品では刻印が摩耗している場合もあるため、鑑定書や保証書の有無も併せて確認することをおすすめします。

製品の重量を正確に測定する

K18YG製品の価格は重量に大きく左右されるため、購入時には重量の確認を行いましょう。見た目が大きくても中空構造の場合は重量が軽く、地金価値が低いことがあります。

販売店で重量を測定してもらい、1グラムあたりの地金価格と比較して適正価格かを判断しましょう。デザイン料や加工費が上乗せされるのは当然ですが、地金価値を大きく上回る価格設定の場合は注意が必要です。

可能であれば、複数店舗で同程度の製品を比較検討することで、相場感を養うことができます。

 

信頼できる販売店を選ぶ

K18YG製品は高額商品であるため、信頼できる販売店での購入が重要です。老舗の宝飾店や実績のあるブランドショップであれば、品質保証やアフターサービスが充実しています。

一方、路面店やインターネット通販では、偽物や品質の劣る商品が混在するリスクがあります。購入前には、店舗の評判や口コミを確認しましょう。

また、返品や修理保証の有無も確認しておくと安心です。信頼関係を築ける店舗で購入すれば、将来的な買取や下取りもスムーズに進められます。

相場価格を事前に調査する

K18YG製品を購入する前には、金の国際相場と国内買取価格を調べておくことが大切です。その日のK18買取相場を基準に、デザイン料や加工費がどの程度上乗せされているかを確認しましょう。

相場から大きく乖離した高額設定の場合は、購入を見送るか値引き交渉を検討すべきです。また、ブランド品の場合はブランド価値が価格に反映されますが、売却時には必ずしもその価値が評価されるとは限らないと理解しておく必要があります。

保証書や鑑定書の確保

K18YG製品を購入する際は、必ず保証書や鑑定書を受け取りましょう。こういった書類は、製品の品質を証明する重要な資料であり、将来的な売却や修理時に必須となります。

特にダイヤモンドなどの宝石が付いた製品の場合は、宝石の品質を証明する鑑定書も併せて確保しておきましょう。保証書には購入店舗名、購入日、製品の詳細が記載されており、万が一のトラブル時にも役立ちます。

また、レシートや領収書も保管しておくと、税務上の証明や保険適用時に活用できます。

 

K18YG製品のメンテナンス方法を紹介

日常的な拭き取りとお手入れ

K18YG製品は使用後に柔らかい布で優しく拭き取りましょう。肌に触れることで皮脂や汗、化粧品などが付着し、蓄積すると輝きが失われる原因となります。

ジュエリー専用のクロスやメガネ拭きなどの繊維が細かい布を使用し、表面を傷つけないよう優しく拭いてください。特にリングやブレスレットなど肌に密着するアイテムは、毎回使用後に拭き取る習慣をつけることで、汚れの蓄積を防げます。

ただし、力を入れすぎると細かな傷がつく恐れがあるため、軽く撫でるように拭くことがポイントです。日常的な拭き取りだけでも、K18YGの美しい黄金色の輝きを維持できます。

定期的な洗浄とクリーニング

K18YG製品は月に一度程度、ぬるま湯と中性洗剤を使った洗浄を行うことで、蓄積した汚れを効果的に除去できます。

洗面器にぬるま湯を張り、食器用中性洗剤を数滴垂らして、その中にジュエリーを5分ほど浸けておきます。柔らかい歯ブラシや綿棒で優しくこすり、細かな隙間の汚れを落としましょう。洗浄後は流水でしっかりとすすぎ、柔らかい布で水分を完全に拭き取ってください。水分が残ったまま保管すると、割り金に含まれる銅や銀が変色する原因となるため注意が必要です。

ただし、宝石の種類によって痛む可能性があるため、必ずついている宝石の種類を調べてから実施するようにしてください。

 

適切な保管方法と変色防止

K18YG製品は保管方法によって、変色や傷のリスクが大きく変わります。使用しない時は、個別のジュエリーケースや柔らかい布袋に入れて保管し、他のジュエリーとの接触を避けるようにしましょう。

複数のアイテムを一緒に保管すると、互いにこすれて傷がつく原因となります。また、直射日光や高温多湿の環境は避け、風通しの良い暗所で保管しましょう。

K18YGは純金75%のため変色しにくい素材ですが、割り金として含まれる銅や銀は空気中の硫黄成分や湿気に反応して変色する可能性があります。特に温泉地や海辺では硫黄成分が多いため、装着を避けるか使用後すぐに洗浄してください。

K18YG製品を高値で売却するポイント

金相場の高いタイミングを見極める

K18YG製品の買取価格は金の国際相場に連動するため、相場が高い時期に売却することが重要です。金相場は日々変動しており、経済不安や地政学的リスクが高まると上昇する傾向があります。

複数の買取店のウェブサイトで日々の相場をチェックし、過去数ヶ月と比較して高値圏にあるタイミングを狙いましょう。ただし、相場の最高値を狙いすぎると売却機会を逃す可能性もあるため、満足できる価格水準に達したら決断することも重要です。

 

製品を清潔な状態に保つ

売却前にK18YG製品を清潔にしておくことで、査定時の印象が良くなり、より正確な評価を受けられます。

汚れや曇りがあると製品の価値が低く見積もられる可能性があるため、中性洗剤とぬるま湯で優しく洗浄し、柔らかい布で水分を拭き取ってください。特に細かな隙間に詰まった汚れは、柔らかい歯ブラシで丁寧に除去しましょう。

ただし、過度な研磨や磨きすぎは金を削ってしまい、重量が減って買取価格が下がる原因となるため注意が必要です。

付属品や証明書を揃える

K18YG製品を売却する際は、購入時の箱や保証書、鑑定書などの付属品を揃えることで買取価格が上がる可能性があります。

特にブランド品の場合、正規品であることを証明する書類は査定において重要な要素です。ギャランティカードやレシート、ブランドの箱や袋があれば、必ず一緒に持参しましょう。

付属品がない場合でも売却は可能ですが、地金価格のみでの買取となることが多いため、書類を大切に保管するようにしましょう。

複数の買取店で査定を受ける

K18YG製品の買取価格は店舗によって異なるため、複数の買取店で査定を受けて比較することが高値売却の鍵です。質屋、ブランド買取店、カメラ専門店など、それぞれ得意分野や査定基準が異なります。

最低でも3店舗以上で査定を受け、提示された価格と査定理由を聞いて比較しましょう。査定時には、他店の査定額を伝えることで価格交渉の材料にもなります。信頼できる老舗店舗であれば、相場に基づいた適正価格を提示してくれるため安心です。

 

大量にまとめて売却する

K18YG製品を複数所有している場合は、まとめて売却することで買取価格がアップする可能性があります。

買取店の中には、一定金額以上の買取に対してボーナス査定や手数料無料などの特典を設けているところもあります。K18YG以外にもプラチナや他の貴金属製品があれば、一緒に査定に出すことで総額が増え、より良い条件を引き出せます。定期的に不要なジュエリーを整理し、まとまった量になったタイミングで売却するのも賢い方法です。

K18YG製品に関するよくある質問

K18YGは錆びたり変色したりする?

K18YGは純金を75%含むため、基本的には錆びにくく変色しにくい素材です。ただし、残り25%の割り金として含まれる銅や銀は、空気中の硫黄成分や湿気に反応して変色する可能性があります。

特に温泉に含まれる硫黄成分は、表面を黒ずませる原因となるため、入浴時は必ず外すようにしましょう。また、汗や化粧品、香水などが付着したまま放置すると、くすみの原因になるため、日頃のメンテナンスも重要です。

 

K18PG、K18WGとの違いは?

K18YG、K18PG、K18WGはいずれも純金75%を含むK18ですが、残り25%の割り金の種類によって色味が異なります。K18YGは銀と銅をバランスよく配合することで、鮮やかな黄金色を実現しています。

一方、K18PG(ピンクゴールド)は銅の割合を多くすることで、温かみのあるピンク色に仕上げられています。K18WG(ホワイトゴールド)はパラジウムやニッケルなどの白色金属を配合し、プラチナに似た銀白色になります。

貴金属の買取をお考えなら「須賀質店」がおすすめ

K18YG製品の売却をお考えなら、大正9年創業の実績を持つ須賀質店にお任せください。須賀質店は長年の経験と専門知識を持つ鑑定士が在籍しており、金相場に基づいた適正価格での買取を行っています。

査定は無料で、丁寧な説明とスピーディーな対応が特徴です。ブランドジュエリーから地金製品まで幅広く対応しているため、お手持ちのK18YG製品の価値を正確に知りたい方は、ぜひ須賀質店にご相談ください。

詳しくは須賀質店の買取ページをご覧ください。

 

まとめ

K18YGとは純金75%を含む18金イエローゴールドの合金で、黄金色の輝きと適度な強度を兼ね備えた素材です。

近年の金相場上昇により資産価値も高まっており、須賀質店のデータでは5年間で買取価格が約3.6倍に上昇しています。売却時には金相場のタイミングや製品の清潔さ、複数店舗での査定比較がポイントです。

K18YG製品の売却をお考えなら、創業大正9年の確かな実績と専門知識を持つ須賀質店に、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
代表鑑定士。会社員経験後、実家で質業の経験を積み、平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。全国のオークション市場に出入りし、最新の商品相場と流行商品の情報を収集しながら、高価買取を実現するためのノウハウをわかりやすく解説、説明してしています。