エルメス買取で高く売るためのコツについてご紹介します! | 創業大正9年の須賀質店
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エルメス買取で高く売るためのコツについてご紹介します!

最終更新日 2020年10月23日

「エルメスのバッグや財布を買取に出したい。」「エルメスのバッグや財布の買取の際のコツを教えて欲しい。」ブランド品の買取で、高価買取してもらうためのコツはどんなことがあるのでしょうか。せっかく大切に使ってきたエルメスのバッグや財布であれば、できるだけ高く買い取って欲しいですよね。

 

 

エルメスバッグを高く売るコツは

実は、エルメスのような高級ブランドバッグや財布は、いくつかの点に気をつければ、高値買取価格ををつけてもらえる可能性があるのをご存じでしょうか。そこで今回は、エルメスのバッグや財布で、少しでも高く売るためのコツについて、須賀質店がご紹介いたします。

 

 

エルメスとは、どんなブランドなのか

エルメスと聞けば、ブランドメーカーについてあまり知識のない方でも、誰もが知る高級ブランドバッグメーカーといえるでしょう。世界の高級ブランドバッグの中でも、揺るぎないステータスを持っており、中古市場でも人気のバッグメーカーです。もちろん、バッグだけでなく財布や小物類、アクセサリーや時計も製造、販売しているブランドメーカーです。

 

 

希少性のあるエルメスバッグ

高級ブランド エルメスは、1837年にフランス パリのマドレーヌ地方で、高級馬具の工場としてティリア・エルメスが創業しました。現在ではバッグや財布のメーカーとして有名なエルメスは、創業は高級馬具メーカーだったのです。当時の交通手段は馬がメインで、そのために馬に馬車を固定するための鞍が生活の必需品であり、エルメスは革製品である馬の鞍を作るメーカーだったのですね。

 

 

しかし、20世紀にはいると工業化の波が訪れて、自動車が登場したことで馬車の需要は次第に無くなっていきました。馬車の需要が減ってくれば、馬具の需要も減ってくるわけで、エルメスの仕事も減ってくることになります。しかし、エルメスはそれに伴って馬具の需要が無くなることをいち早く予想し、自社の革を活かす技術を生かす方法を考えたのです。

 

 

エルメスはひらめいた

そして、エルメスは馬具のメーカーから高級バッグのブランドに転身しました。エルメスの革を加工する技術は高く評価されて、現在ではバッグや財布、アクセサリー、アパレルアイテムまで豊富なラインナップが揃っています。

 

 

エルメスの商品の中でも、特に評価が高く人気もあるのがバッグであるといわれています。エルメスの作り上げるバッグは多数ありますが、どのバッグも上品で高級感のあるデザインが世代を問わず支持されています。特に、人気があった限定モデルや廃盤になったモデルは、定価以上で売れる可能性もあるでしょう。エールバッグやエールラインなどは、人気がありながらも廃版になってしまいました。

 

 

エールバッグとフールトゥ

エルメスの数あるモデルの中でも、特に人気のバッグは、バーキンと呼ばれるバッグです。1984年にイギリスの女優であるジェーン・バーキンのために作られたので、この名前が付けられました。馬具を製造してきたしっかりとした技術力と、大量の品物を簡単に収納するためのバッグのデザインが基になっており、上品さと丈夫さを兼ね備えています。

 

 

バーキンは人気あり

エルメスの商品の中でも、高級な定番のバッグとして多くの方に愛されているバッグです。アクティブに働く女性にとってエルメスバーキンは、ビジネスシーンでもプライベートでも活躍するスタンダードなデザインなので、中古市場でも安定した人気があるといわれています。

 

 

 

エルメスのバッグで、バーキンの他に人気のモデルはケリーと呼ばれるバッグがあります。モナコ王妃のグレース・ケリーが愛用していたことが、名前の由来です。グレース・ケリー王妃が、パパラッチから妊娠中のお腹を隠したバッグとして話題になったバッグといわれています。

 

 

ケリーは人気あり

エルメスケリーは1936年に誕生した時はサック・ア・クロアと呼ばれていましたが、このモナコ王妃のパパラッチからお腹を隠した事件を機に、1955年ごろからケリーと改名されることとなりました。エルメスケリーの外観は、直線的な台形のフォルムが特徴的なデザインです。そして、エルメスケリーの縫製には、内縫いと外縫いの2つのデザインがあるのも魅力です。

 

 

特に内縫いのケリーは角が丸く収まった印象を与えるので、繊細で女性らしいイメージがあるでしょう。一方で外縫いのケリーは内縫いのケリーとは反対に、直線的で角々しい印象に見えるのではフォーマルな印象があります。外縫いのケリーであれば、ビジネスバッグとして利用するのも良いかもしれません。そして、バーキンにもケリーにも豊富なカラーバリエーションと素材があります。バーキンもケリーも、素材や色によって、また素材や色の組み合わせによっても買取価格に差が出ます。

 

 

高価買取のコツは?

同じモデルでも大きさで買取価格が違う場合がある

エルメスのバッグの場合、バーキンやケリーに限ったことではありませんが、同じモデルであっても、大きさや素材、色によって買取価格は変わります。特にバーキンとケリーの2つの人気モデルで言えば、大きさは小さい方が高価買取されることが多いといえます。

 

 

小さい方が人気ある

この理由はバーキンもケリーも、大きさが小さい方が流通量は少ないからです。また、サイズが大きいバッグは、多くの物を収納できるものの、バッグ自体が重くなります。特にエルメスのバッグは、素材が厚手で丈夫な革のために、バッグ自体が重くなり持ち歩きに不便に感じる人もいらっしゃるようです。こうした理由から、基本的には小さめのバッグが中古市場では人気です。

 

 

同じモデルでも素材で買取価格が違う場合がある

そして、素材によっても買取額は異なってきます。エルメスのバッグは、トゴ、ヴォーエプソン、トリヨンクレマンスと呼ばれる素材が人気です。

 

 

材料画像 名称 説明
トゴ 比較的柔らかく、型押しの模様が大ぶりなのが特徴の雄子牛のレザー。財布などにも使用されている。

トゴと呼ばれる素材は、雄の子牛のレザー素材です。ほどよい柔らかさと素材の目の大きさが特徴的で、抜群の人気があります。エルメスの製品では、バッグから小物まで幅広く使用されています。トゴの素材としての特徴として、使い込むたびに味わいのある経年変化が生まれるでしょう。

 

 

材料画像 名称 説明
ヴォーエプソン 細かな型押し模様が特徴の雄牛のレザー。バッグをはじめ財布など様々な製品に使用されている。

ヴォーエプソンは、プレス加工を施した細かな型押しが特徴の雄子牛のレザー素材です。2003年に登場した比較的新しい素材で、バッグ、財布など様々な製品に使われています。

 

 

材料画像 名称 説明
トリヨンクレマンス しっとりと柔らかい感覚の雄子牛のレザー。バッグだけでなく財布にも使用されている。

トリヨンクレマンスは雄子牛のレザーで、くったりとしたやわらかい質感が特徴的でしょう。バッグにも財布にも利用され摩擦や傷に強いのが魅力で、バーキンに使用される素材ではトップクラスの人気があります。また、比較的カジュアルな印象のバーキンと相性が良い素材といえます。トリヨンクレマン素は、毎日使いこんでも大丈夫なので、デイリーユースにはぴったりでしょう。

 

 

トゴ、ヴォーエプソン、トリヨンクレマンスは他のレザー素材よりも断然高値が付きやすいです。その大きな理由として、ボックスカーフやヴォ―スイフトも人気の素材ではありますが、これらの素材の欠点としてデリケートで傷が付きやすいので、中古市場では高値が付きにくい傾向にあります。

 

 

同じモデルでも色で買取価格が違う場合がある

また、バーキンやケリーは色によっても買取価格は左右されます。最近の傾向として、最も価格が安定しやすいのは、黒か、エトゥープと呼ばれる茶色です。特にバーキンやケリーをフォーマルに使う際に相性が良いので、これらの色は常に人気でしょう。

 

 

黒系や茶色系の人気が安定しているのは当然ですが、ゴールドや、鮮やかなピンクのローズティリアンにも人気があります。また、数年前にはターコイズにも人気がありましたが、現在では当時の人気はなくなっているといえるでしょう。このように、エルメスのバーキンやケリーの人気の色は、流行によって、人気の色は変化していきます。黒系や茶系は流行の影響を受けにくいですが、その他の色はその時々の人気の具合でで買取価格が上下するでしょう。

 

 

エルメスの人気色

同じモデルでも付属品の有無で買取価格が違う場合がある

バーキンやエリーの買取では、付属品の有無も買取価格に大きく影響します。購入時の布袋や箱、カデナ(鍵・南京錠)はできるだけ揃えておきましょう。鍵を隠す部分であるクロシェットや、バッグの蓋の部分を保護する当て布があると、より理想的です。

 

 

バーキンやケリーであれば、付属品としてレインカバーもあるので、このレインカバーも大切に保管しておきましょう。新品として買い取ってもらうためには、これらすべてが揃っている必要があります。特にクロシェットとカデナがないと大幅に査定額が下がるかもしれません。

 

 

人気が下がる

バッグの買取では、商品の状態によって買取価格は変わります。特にデリケートな素材のバッグは丁寧に取り扱うようにしてください。先ほどご案内したボックスカーフやヴォ―スイフトのように、硬い素材は「ひっかき傷」や「角スレ」が付きやすいので、普段から使い方に気を付けたほうが良いですね。

 

 

エルメスのバッグはバーキンやケリーだけでなく、すべての革製品は職人が手作業で丁寧に作った商品です。高級な革製品なので、普段の使用で付いてしまうような小さな傷や汚れが買取価格に影響します。特に買取に出すことを決めたのであれば、ホコリや汚れはできるだけきれいにして買取査定に出しましょう。ホコリや汚れは、乾いた布で軽く汚れを落とせば大丈夫です。それ以上にきれいにしようと頑張って、市販のクリームを使うとレザーが劣化する恐れがあります。適度に汚れを落とすように心がけてください。

 

 

同じモデルでも担当の業者で買取価格が違う場合がある

エルメスの製品を高価買取してもらうのであれば、ブランド品の買取になれた買取業者や質屋に買取を依頼するのがおすすめです。その理由はこれまでにご案内した通り、エルメスのバッグは素材、色、販売された時期、状態によって買取価格が大きく変わってくるブランドバッグです。当然のことながら、エルメスのバッグをより高く査定するには専門のスキルと経験値が必要になります。

 

 

エルメスのバッグは、国内だけでなく、海外の富裕層にも人気のあるブランドの代表格です。エルメスのバッグにより高い買取価格を付けるのであれば、国内の流通価格だけでなく、海外のオークションの落札価格までチェックすることが求められます。

 

 

世界中の相場をチェック

つまり、エルメスのバッグで他社より高い買取価格を提示するためには、世界のエルメスの中古市場における情報網がなければ、高価買取は実現できません。そして、エルメスのバッグの査定をより数多くこなしてきた経験も必要なスキルです。なぜなら、エルメスの中古バッグは状態がひとつひとつ異なっていて、同じ状態のバッグはひとつとして存在しません。エルメスの高価買取ができる鑑定士は、状態が悪いバッグあっても高価買取査定を行ってきた経験と、多数の商品を見てきた実績が重要です。

 

 

 

これらの理由から、高級ブランド品であるエルメスバッグを買取に出す際には、買取専門業者か永年の実績のある質屋おすすめです。実績があり、経験豊富な鑑定士が在籍している店舗は、高級なエルメスの商品を安心して査定に預けられるでしょう。こうした店舗であれば、トラブルを避けてスムーズな買取をしてくれるはずです。

 

 

高価買取ができる鑑定師

エルメスのバッグは流通量が少なく、高額なうえに手に入れることが難しい商品といえます。特に日本の中古品は品質の高さに定評があり、偽物もほとんどないので、中国をはじめとしたアジアの富裕層から絶大な人気と信頼があります。

 

 

エルメスのバッグは、現在のところ価格が高騰しており、今が売却のチャンスでしょう。エルメスの製品はバッグだけでなく、財布や小物類、時計やアクセサリーに至るまで品薄になっています。エルメス製品で手元に使っていないものがあるのであれば、売却を検討するのがおすすめです。

 

 

エルメス買取で高く売るためのコツは まとめ

今回はこちらのページで、エルメスの買取で高く売るためのコツについてご紹介しました。高く買い取ってもらうために意識すべきポイントをご理解いただけたでしょうか。もし皆さんが、お持ちのエルメスのバッグや財布や小物類、アクセサリーや時計を売ろうと考えているのであれば、ぜひ須賀質店にご相談になってみてください。

 

 

須賀質店は創業大正9年の質屋で、エルメスをはじめブランド品の買取を積極的に行っている質屋です。エルメスのバーキンやケリーについては高価買取の実績が多数あります。エルメスの買取や質入れで、多数の経験と実績を積んだ鑑定士が常駐しているので、エルメスのバッグや財布を高く売るのであればぜひ須賀質店にお任せください。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。