0.309ctのダイヤモンドを買取~池袋営業所~ | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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0.309ctのダイヤモンドを買取~池袋営業所~

最終更新日 2023年12月21日

須賀質店池袋営業所にて、0.309ctのダイヤモンドを22,000円で買取ました。以前、筆者は1.383ctのダイヤモンド買取も紹介しましたが、その際は20,000円が買取価格でした。

0.309ctダイヤ買取

0.309ct → 22,000円

1.383ct → 20,0000円

 

4倍近い大きさのダイヤモンドよりも高額で買取となった今回のダイヤモンド。なぜこのような査定額になったのか?ダイヤモンドはどれも20,000円位の買取価格になってしまうのか?と言った点を解説していきます。

【 目次 】

☑ダイヤモンドの買取価格は一律ではありません!~須賀質店が解説~

 

☑0.309ctと1.383ctのダイヤモンドの買取価格が同程度であった理由

 

ダイヤモンドの買取価格は一律ではありません!~須賀質店が解説~

 

冒頭で触れた0.309ctと1.383ctのダイヤモンド。約4倍近く大きさが違いますが、買取価格はほぼ同額となりました。

 

「ダイヤモンドの買取価格はどれも同じ位なのか?」「須賀質店はダイヤモンドの査定が適当なのか?」と不安に思われるかも知れませんが、決してそうではないのです。

確かに今回買取した0.309ctのダイヤモンドと、前回買取した1.383ctのダイヤモンドではCarat(カラット)に4倍以上の差があります。

 

ダイヤモンドの重量を表すCarat(カラット)。大きさの事を表すと思われている方もいらっしゃいますが、正確には「重さ」を表しています。

 

同じカットであれば、重量が重くなるほど見た目も大きくなるのでCarat(カラット)≒大きさという方がわかり易く認知されたのでしょう。

 

ダイヤモンドジュエリーを購入する際も、「〇〇ctのダイヤモンドを使用したネックレス」、「1ct以上のダイヤモンドが使われている指輪」等のキャッチコピーが用いられていますよね。

大きさは一番わかり易いアピールポイントですので、「大きいダイヤモンドを使っている」という点を訴求したいのだと思います。

 

しかし、ダイヤモンドの良し悪しを判断する項目はCarat(カラット)だけではありません。ご存じの方も多いと思いますが、4Cという共通の評価基準が設けられています。

 

大きさの次にわかり易いのは色味でしょうか。一般的には、無色透明に近いダイヤモンドほど綺麗で評価が高くなります。Color(カラー)という項目で色味をランク分けしていきます。

 

ランクは無色透明の「D」から始まり、「E」「F」までが無色、「G」「H」「I」「J」までがほぼ無色という具合にアルファベット順に評価され「Z」までに分類されます。

ファンシーカラーダイヤと呼ばれる一部のカラーダイヤモンドは、Dカラー以上の評価を受ける事もあります。しかし、非常に希少なダイヤモンドである為、一般的に出回っている物ではありません。

 

その為、ジュエリーに使われている多くのカラーダイヤモンドは、人工的に着色されていたりするものです。ブラックダイヤモンドも中古市場では評価が低く、ダイヤモンドのみでは買取る事が難しいくらい査定額は低くなってしまいます。

 

重量、色味、と判断しましたので、次はキズや内包物などの状態を確認してみましょう。「Clarity(クラリティー)」という項目になり、ダイヤモンドのCarat(カラット)にもよりますがルーペなどを用いて判断します。

 

最上評価が「FL」、続いて「IF」「VVS1」「VVS2」「VS1」「VS2」「SI1」「SI2」「I1」「I2」「I3」となります。I1以下となると、今回買取した0.309ct程度の大きさであれば肉眼でも判断する事が可能です。

逆に、FLやIFなどの上位クラスとなると、熟練者でも見分けることが難しいと言われております。その場合は信頼のおける鑑定機関で高度な検査を行って判断する事になります。

 

最後に、光を綺麗に取り込み→放出できる形に整えられているかを確認します。Cut(カット)の項目で判断されますが、この見極めにもルーペを用います。

 

と言っても、綺麗にカットされているダイヤモンドは、肉眼で一目見ただけで輝きの違いに気づきます。「これは良いCut(カット)だなぁ」と思いルーペで確認すると、「やっぱり良いCut(カット)だ!」と確認する程度になる事もあります。

ルーペは査定の必需品

一般的なダイヤモンドの形として知られているものはラウンド・ブリリアント・カットという名称です。カットの良し悪しはこのラウンド・ブリリアント・カットのみを対象に判断します。

 

それ以外にも楕円の両端を尖らせたラグビーボールの様な形を「マーキス・ブリリアント・カット」、楕円状の「オーバル・ブリリアント・カット」、ハート型の「ハート・ブリリアント・カット」、涙型の「ペア・ブリリアント・カット」、四角い「スクエア・モディファイ・カット」、エメラルドのカットを模した「エメラルド・カット」・・・等がありますが、これらはカットの種類のみを判断して良し悪しの判断は行いません。

 

話をラウンド・ブリリアント・カットに戻しますが、最上評価は「Excellent」、次に「Very Good」、「Good」「Fair」「Poor」の順になります。全体的なプロポーション、ポリッシュ(研磨状態)、シンメトリー(対称性)、フィニッシュ(仕上げ)を確認して評価を決めます。

 

良いCut(カット)でないダイヤモンドは、取り込んだ光を上手く放出する事ができません。光を放出する事で「キラキラ」と輝く様に見えるので、Cut(カット)が悪いダイヤモンドはキラキラ感が無くなってしまうのです。

ここまではCarat(カラット)以外の評価項目を説明してきました。次項では今回買取した0.309ctのダイヤモンドと、前回買取した1.383ctのダイヤモンドのColor(カラー)、Clarityクラリティー、Cut(カット)を比較し、買取価格を解説していきます。

 

0.309ctと1.383ctのダイヤモンドの買取価格が同程度であった理由

 

それでは早速、今回買取した0.309ctのダイヤモンドと、前回買取した1.383ctのダイヤモンドの4Cをそれぞれ比べてみましょう。

Carat(カラット) Color(カラー) Clarityクラリティー Cut(カット)
0.309ct D VS2 Good
1.383ct Very Light Yellow

(Nカラー以下)

I2 Fair

(買取後に中央宝石研究所にソーティング依頼をした結果)

 

比べると一目瞭然ですが、今回買取した0.309ctのダイヤモンドは、Color(カラー)、Clarityクラリティー、Cut(カット)がどれも良い評価のお品物でした。

 

一方、前回買取した1.383ctのダイヤモンドは、Carat(カラット)こそ1ct以上の大ぶりなダイヤモンドですが、Color(カラー)、Clarityクラリティー、Cut(カット)の評価が低く査定額が伸び悩んでしまったのです。

 

須賀質店では見た目でわかり易いCarat(カラット)はもちろん、Color(カラー)、Clarityクラリティー、Cut(カット)をしっかりと判断できる教育を受けた査定員が各店舗に常駐しております。

今回と前回の買取査定においても、4Cをしっかりと判断からこそ同程度の査定額を提示する運びとなりました。

 

ダイヤモンドの売却で少しでも気になっている方は、須賀質店に限らず買取店にお問い合わせになってみて下さい。

 

細かい確認もありますので、査定額は実際にお品物を拝見しなければお伝えする事が難しいですが、鑑定書やソーティングシートがあればお電話やLINEでも概算の査定額をお伝えする事が可能です。

 

鑑定機関によって内容に誤差がある場合もあり、中古市場で鑑定結果の信憑性が高いとされている機関は中央宝石研究所、GIA、AGTなどです。これらの機関が発行した鑑定書やソーティングシートであれば、査定時に判断する4Cと相違が無い割合が非常に高いです。

 

いずれにせよ、正確な査定額は実際にお品物を拝見した際に提示致しますが、ご来店の前にダイヤモンドの査定額をおおよそでも確認できれば効率よく売却先を見つける事ができます。

この記事を書いている須賀質店では、ダイヤモンド以外にも腕時計やブランドバッグ、貴金属製品やブランドジュエリー、スマートフォンやタブレット端末など数多くのお品物を取扱っております。

 

お気軽にご来店、お問い合わせ下さい。

 

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この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。