ルイヴィトンを買取してもらいたい!高価に買取してもらうには? | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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ルイヴィトンを買取してもらいたい!高価に買取してもらうには?

最終更新日 2020年10月13日

ルイヴィトンは、誰でも知っている有名なブランドメーカーです。しかし、ルイヴィトンの商品についてよく知っている人でも、その歴史や成り立ちはあまり知らないのではないでしょうか。ここでは、ルイヴィトンを高価買取してもらう方法にも触れ、買取で高値がつきやすいのはカバンなど定番のアイテムであることもご紹介します。

□ルイヴィトンの成り立ち

ルイヴィトンは今ではブランドメーカーとして有名ですが、もともとはルイヴィトンが創業した旅行用トランクの販売店でした。創業者のルイはそれまでの20年間、トランクの製造を行っており、フランス王室から依頼が来るほどの腕前でした。1894年に旅行用トランク専門の店を開くとたちまち評判となり、これを足がかりとしてルイヴィトンが成長していきます。

当時は馬車から鉄道へと移動手段が変わる時期でもあり、旅行用トランクの需要が伸びていました。こういった創業のいきさつを振り返ると、ルイヴィトンのバッグやカバンは、単なるファッション性を追求したものではなく、多くの荷物を持ち運ぶという、実用性も根底にあることが想像できます。

*日本とルイヴィトン

ルイヴィトンが日本に進出したのは1978年のことで、フランスで成功を収めたルイヴィトンが世界に進出するにあたり、最初に選んだ国が日本でした。1978年のうちに東京・大阪に6店舗出店し、ルイヴィトンは日本各地に伸びていきました。それまで、ファッションブランドメーカーとは縁のなかった日本人にとって、見たこともない斬新なデザインのバッグは、衝撃的だったに違いありません。

ルイヴィトンはすぐ注目の的となり、あっという間に日本中に浸透していったのです。その後、ルイヴィトンは村上隆や草間彌生など、日本人アーティストとコラボしていますから、日本とは縁の深いブランドと言えるでしょう。

*創業者ルイヴィトンとは

ルイヴィトンは、1821年にフランスのジュラ地方で生まれました。両親と不仲だったルイは、青年時代にパリに渡りトランク職人の道を選びます。マルシャル氏に17年間師事したのち、独立してアトリエを開き、鉄道の需要が増えたことを見越して、平らで持ちやすいトランクを作ったところ、大評判となりました。

その後アトリエは急速に拡大していきますが、ルイヴィトンが評価されるようになったのは、ルイが亡くなったあとでした。ルイヴィトンが脚光を浴びるようになったのは、2代目を継いだ息子のジョルジュの功績が大きいと見るべきでしょう。ジョルジュはヨーロッパにとどまらず、アメリカに渡ってニューヨークやシカゴで、ルイヴィトン商品を売り歩きました。

その後1970年代には日本、1980年代には香港に進出を果たし、アジア圏にも販路を拡大していったのです。ルイヴィトンは、創業者のルイの時代はフランス国内では有名でも、まだ世界的に知られた存在ではありませんでした。その名前を世界中に知らしめたのは、息子のジョルジュの地道な努力があったからなのです。

ルイヴィトンが有名になると模造品も増えましたが、その対抗策として生み出されたのがモノグラムで、これもジョルジュの時代に確立されています。ルイヴィトンは初代のルイが足掛かりを作り、それを土台に息子のジョルジュが大きく発展させました。つまり、ルイヴィトンの偉業は、親子2代によって成し遂げられたものなのです。

□ルイヴィトンの買取で高値がつく商品とは

ルイヴィトンを買取に出して、高値がつきやすいのはカバンやリュックです。また、定番のデザインは価値が下がりにくく、特にコラボ商品は現在でも高値で取引されています。リュックでは、モノグラムの「モンスリ」が中古市場で人気です。

モンスリは発売時期がはっきりしないほど、昔からある定番商品です。発売当時、人気はありましたが使いにくかったため、大量に中古市場に流れ、一時は相場が低迷し買取価格も下がりました。しかし、現在では中古市場でも人気商品となっています。

そのきっかけとなったのは、2016年に「パームスプリングス バックパック MINI」などの、新型リュックが大ヒットしたからです。新作がヒットすると、旧商品も注目されるようになるので、モンスリもリバイバルヒットしたわけです。

*定番商品が人気の理由

ルイヴィトンを中古市場で買い求める人は、見てすぐルイヴィトンとわかる商品を欲しがる傾向があります。逆に、一見してどこのブランドかわからないような商品は、あまり人気がありません。たとえば、モノグラムはルイヴィトンの中でも100年以上の歴史がある定番中の定番なので、「モノグラム・キャンバス」のほか、「マルチカラー」や「ヴェルニ」なども、中古市場で安定した高値を維持しています。

*一番高値がつくのはバッグ

ルイヴィトンの中で、一番ルイヴィトンらしい商品はバッグではないでしょうか。もともと旅行用トランクから始まったルイヴィトンは、今でもカバン類に力を入れています。旅行カバンは時代とともにデザインが変わりましたが、現代の中古市場でも、ルイヴィトンの主力商品として君臨しています。

*コラボ商品の人気アイテム

ルイヴィトンにはいくつものコラボ商品がありますが、中には希少価値があり、定価以上の値段で取引されるアイテムもあります。たとえば、「テディベア」とモノグラムをコラボした商品は、世界中で500個限定だったため、非常に希少価値があり、一時は買取価格が定価の2倍以上になりました。

ただし、コラボ商品がすべて中古市場で人気が出るわけではありません。人気が出るかどうかは、コラボしたアーティストや、デザイナーの知名度によるところが大きいようです。

□ルイヴィトンを高値で買取してもらうコツ

ルイヴィトンはもともと高値で買取されていますが、さらに高値で買い取ってもらうためのコツをご紹介しましょう。

*箱や保存袋などの付属品をつける

ルイヴィトン商品を買取に出すなら、商品を買ったときについていた、箱や保存袋などの付属品をつけたほうが高価査定となります。そのため、ルイヴィトン商品を購入したら、付属品をすべて保管するようにしましょう。また、2ウェイバッグについている、ショルダーストラップは非常に重要で、これがあるかないかで査定額が変わりますから、査定時には必ず一緒に出すようにしましょう。

*査定の前にメンテナンスする

ルイヴィトンを買取に出す前に、メンテナンスしておくと査定に良い影響が出ます。軽く拭く程度で取れるような汚れは、必ず拭き取っておくようにしましょう。金属部分など磨けばきれいになる部分は、磨いておくと査定額アップにつながります。ただし、過剰にメンテナンスすると、逆に傷つけたりしみになったりするおそれがあるので、あくまでも素人ができる範囲のメンテナンスに留めておきましょう。

*複数アイテムを買取に出す

ルイヴィトンを買取に出す際は、1点だけよりも複数商品を一緒に出したほうが高値がつきやすくなります。複数アイテムを一緒に出したほうが、買取店としては手間が省けるので、その分上乗せしてもらえるわけです。また、特別なビンテージ物は別として、通常のアイテムは製造年が新しいほど高価買取になります。そのため、使わないアイテムは保存しておくよりも、なるべく早めに買取に出すことをおすすめします。

□まとめ

ルイヴィトンは旅行用トランクの販売から始まった会社で、創業者のルイと息子のジョルジュが世界的なブランドに育て上げました。ルイヴィトンのアイテムで高価買取されるのは、カバンやリュックです。定番のデザインは値下がりしにくく、コラボ商品も高値で取引される傾向があります。ルイヴィトン商品を高値で査定してもらうには、買取に出す前に付属品を揃え、軽くメンテナンスするといいでしょう。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。