【事例】五反田の質屋がパールネックレスを買取 ~パールの査定について紹介~ | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
失敗しない質屋選び
失敗しない質屋選び

【事例】五反田の質屋がパールネックレスを買取 ~パールの査定について紹介~

最終更新日 2023年11月8日

須賀質店五反田本店にて、パールのネックレスを買取いたしました。

 

今回買取しましたパールネックレスは、金具部分は18金が使用されており、小粒ながらもダイヤモンドとサファイアも使用されていました。

 

まず買取金額についてお話すると、今回のパールのネックレスの買取金額は金具部分の素材である18金の重さ分のみであり、パール自体には買取金額をお付けすることができませんでした。

 

今回は、なぜパールに買取金額をお付けできなかったのか、買取金額をお付けできるパールについて紹介いたします。

【目次】

①なぜパールに買取金額が付けられなかったのか

②買取金額が付きやすいパールについて

③今回買取したパールネックレスの買取金額について

④須賀質店をぜひご利用下さい

⑤最近の金相場について

なぜパールに買取金額が付けられなかったのか

 

冒頭でもお話したとおり、今回買取しましたパールネックレスの買取金額は、18金が使用されていた金具部分のみであり、パール自体に買取金額はお付けできませんでした。

 

パールに金額が付かなかったことに対して驚く方も多いかもしれませんが、実は中古品市場においてパールはお値段がとても付きづらいものなのです。

 

なぜパールに金額が付かないのか、原因の一つとしては養殖技術の確立です。

 

パールと言えば、貝の体内で生成される宝石であり、天然物のイメージが強いでしょう。

しかし、18世紀頃に天然パールの採取困難と、天然パールの採取量減少に伴い世界中でパールの養殖研究が行われてきました。

 

その結果、現在ではパールの養殖技術が確立され、全体の生産量の約9割が養殖パールだと言われています。

 

買取の現場でも、天然パールと養殖パールを見分けることはとても困難であるため、一部のブランドが製造しているパール製品を除き、パールはほとんど買取金額をお付けすることができません。

 

結果的に、今回のようなパールネックレスは、金具の金が使用されている部分にしか買取金額がお付けできないことがほとんどです。

買取金額が付きやすいパールについて

先程のお話とは反して、ここでは買取金額が付きやすいパールについて紹介します。

 

中古品市場ではパールにはほとんど買取金額が付かないとお話しましたが、その中でも買取金額が付きやすいパールは、「ミキモト」や「タサキ」といったブランドジュエリーのものです。

 

ミキモトは、ホームページでも紹介されている通り、世界で初めて養殖パールを確立させたブランドです。

 

養殖でありながら、品質がとても良いパールを使用しているため、中古品市場でも人気が高く、比較的買取金額が付く傾向にあります。

ミキモトのパールの中でも、「The Best of The Best」と呼ばれる、トップクラスの品質のみを使用したパールネックレスは、中古品市場で出回る数が希少で、人気がとても高いため、パールネックレスの中では飛び抜けて高額な買取金額が期待できるでしょう。

 

しかし、ミキモトやタサキのパールだからといって必ずしも買取金額が付くという訳ではありません。

 

パールの大きさや状態によっては、ミキモトやタサキのブランドジュエリーであっても、パールには買取金額をお付けできない可能性があります。

 

それだけパールに買取金額をお付けするのは難しいのですが、最上級のパールであれば高額な買取金額を期待できるでしょう。

今回買取したパールネックレスの買取金額について

 

今回買取しましたパールネックレスは既に何度もお話している通り、パールには金額をお付けすることができず、18金が使用された金具部分に対してのみ買取金額がお付けできた形になりました。

 

パールのネックレス全体の重さは約34gあり、査定員は金具のみの重さは何g程度あるのか目測で判断し、買取金額をお付けいたします。

 

金具の重さを測るためには、ネックレスを壊して金具部分を計量する必要があるのではと考える人も多いと思います。

 

しかし、買取前のお客様のものであるため、ネックレスの分解などは行わず、目測で何gであるか想定し、買取金額を決めていきます。

 

目測で査定をするためには、査定員のこれまでの査定実績の量によって正確さが変わるでしょう。

 

須賀質店は創業100年を超える老舗の質屋であり、査定員の査定実績も豊富であるため、安心してお任せ下さい。

 

こちらのパールネックレスは最終的に、須賀質店五反田本店にて20,000円で買取いたしました。

 

買取金額に最初はお客様も戸惑っていましたが、査定員が理由を丁寧に説明し、納得されて無事買取成立となりました。

 

買取店の中には、査定金額のみを伝え説明を行わない所もあると聞きますが、須賀質店はお客様が納得されなかった金額であった場合、現在の相場や、中古品市場についてお話し、例え契約にならずとも納得していただけるよう努めています。

 

その上で、今回買取したパールネックレスはお客様にも納得していただき、20,000円で買取させていただきました。

 

次は今回の買取金額のポイントであった金の相場について紹介します。

最近の金相場について

 

今回買取金額をつけることができた18金の金具について、金相場をもとに買取店は金額を付けておりますが、この金相場は日によって上下し、特に2020年は大きく相場が変化しました。

 

大きく相場が変化した原因は、新型コロナウィルスの影響であり、国際的に大流行したこの問題は、金相場にも大きく影響し、2020年の8月相場は過去最高額を更新し、20年前の相場と比べると、約20倍も上昇したとニュースでも話題となりました。

 

上の画像は金の相場が大きく変化した2019年の8月から、2020年12月までの金のインゴッド相場を表したグラフです。

 

グラフに掲載されている金額は、それぞれの月の最初の営業日に須賀質店が提示していたインゴットの買取金額です。

 

グラフを見るとわかるように、2019年11月は5,670円であったことに対して、過去最高額を更新した2020年8月は6,870円と、1,200円も相場が上がりました。

 

グラフの金額は、金のインゴット1gあたりの買取金額の相場であるため、もしも50gのインゴットを売却された場合、2019年11月と、2020年8月では買取金額が60,000円も異なることになります。

 

しかし、グラフでも見るように金相場は2020年8月にピークを迎え、現在は徐々に以前へと戻っている傾向にあります。

 

ところが年を明けて2021年はまた相場が大きく移動しており、まだ2019年と比べるとかなり高額な相場になっています。

 

今回、パールネックレスを買取した当時は、金の相場もかなり上昇していたタイミングであったため20,000円という買取金額をお付けすることができました。

 

金相場が大きく変化した場合、買取金額にも影響する可能性は大きいため、査定前などに査定員に現在の金相場の状況を尋ね売りどきを見計らうのも良いでしょう。

須賀質店をぜひご利用下さい

 

須賀質店は、創業100年を超える老舗の質屋であり、現在では五反田、渋谷、池袋と都内に3店舗構えています。

 

どのお店も駅から近く、日々多くのお客様からご利用していただいています。

 

お客様の中には、遺品整理のために初めて来た方、ネットの評判を見た方の他にも、リピーターとして来店される方も多くいらっしゃいます。

 

質屋と聞けば、ドラマなどの影響からかどうしても敷居が高いイメージを浮かべる方がいらっしゃるとお思います。

 

須賀質店はそんな昔ながらのイメージを払拭すべく、日々様々なことに取り組んでいます。

 

初めての方でもお店に入りやすいよう店内を明るく綺麗に保ち、従業員の接客対応もきちんと指導されています。

 

そのため、初めて利用された方でも接客態度やお店の雰囲気が良かったと評価をいただき、再度ご来店していただくことも少なくありません。

 

不要な金のジュエリーを持っているが、初めてでお店の敷居が高いと思う方は、ぜひ一度須賀質店にご来店下さい。

 

査定員が丁寧に接客し、査定自体も無料であるため、査定金額を知りたいといった来店理由でも歓迎しております。

 

皆様のご来店を査定員一同お待ちしております。

 

金買取(取扱い品目一覧)←こちら

貴金属製品の買取事例←はこちら

【宝石】エメラルドの買取について←はこちら

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。