チューダーの偽物の見分け方は?コピー品の特徴と本物を安全に購入する方法 創業大正8年の須賀質店 | 高価買取なら創業大正8年の須賀質店
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チューダーの偽物の見分け方は?コピー品の特徴と本物を安全に購入する方法 創業大正8年の須賀質店

最終更新日  2026年10月16日

ロレックスの姉妹ブランドとして知られるチューダー(TUDOR)は、ブラックベイをはじめとした人気モデルで、近年注目を集めています。しかし、人気の高まりとともに精巧なコピー品も市場に出回るようになりました。

「中古で買いたいけれど偽物が心配」「譲り受けた1本が本物か確かめたい」という方に向けて、本記事ではチューダーの偽物を見分ける8つのポイントと、本物を安全に購入する方法、偽物を購入してしまった場合の対処法までを解説します。

ブラックベイ

 

 

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チューダー(チュードル)について

チューダーは、ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフが手がけたスイスの時計ブランドです。1926年に「The TUDOR」の商標が登録され、1946年に会社として本格的に始動しました。ロレックスの品質をより手頃な価格で提供するために生まれ、かつてはロレックス製のケースやリューズを使い、ムーブメントには汎用のETA製を搭載していました。

日本では長らく「チュードル」の呼称で親しまれてきましたが、2018年の日本正規上陸を機に「チューダー」へと表記が改められました。今も「チュードル」の表記を見かけますが、過去の呼称であり同じブランドを指しています。

2012年に発表されたブラックベイや、2015年に完成した自社製ムーブメントによって、チューダーの評価は大きく高まりました。需要の増加とともに、現行モデルのコピー品だけでなく、1950〜1990年代に製造された旧型モデル、いわゆる「サブマリーナ アンティーク」の偽物も流通しています。

サブマリーナ

 

 

チューダーの偽物を見分けるポイント

チューダーの偽物は、ブランド固有のデザインや仕様を一つずつ照らし合わせることで、ある程度まで判断できます。旧型と現行モデルでは仕様が大きく異なるため、「その年代にその仕様が存在したか」という視点が重要です。確認したいポイントは次の8つです。

・文字盤のロゴと印字の精度

・スノーフレーク針とインデックスの夜光

・リューズの刻印とベゼルの操作感

・ケースの仕上げと重量感

・裏蓋の刻印と構造

・シリアル番号と型番の刻印

・ムーブメントの種類と動き

・ギャランティカード(保証書)と付属品

 

1. 文字盤のロゴと印字の精度

文字盤の12時位置にあるロゴは、真贋を判断するうえで最初に確認したい部分です。チューダーのロゴは年代によって異なり、1960年代までは「バラ」のマークが使われていました。バラの大きさによって「小バラ」「デカバラ」と呼び分けられています。1969年頃からは現在まで続く「盾」のマークへと変更されました。

そのため、ロゴと製造年代が食い違っている時計は注意が必要です。盾ロゴの時代の型番なのにバラのロゴが付いているといった組み合わせは、文字盤が交換されているか、偽物の可能性があります。

本物の盾ロゴは輪郭が鋭く、細部まで均一に仕上げられています。「TUDOR」の文字やモデル名、6時位置の「SWISS MADE」の印字も太さがそろい、にじみやかすれがありません。偽物はロゴの形が本物と微妙に異なっていたり、印字の位置がずれていたりします。公式サイトや信頼できる販売店の画像と並べて比較すると、フォントの違いに気づきやすくなります。

チューダー

 

 

 2. スノーフレーク針とインデックスの夜光

チューダーを象徴するデザインが、時針の先端が四角く広がった「スノーフレーク針」です。1969年に登場したサブマリーナのRef.7016とRef.7021で初めて採用され、その形状から日本では「イカ針」とも呼ばれています。現行のブラックベイにも受け継がれています。

本物のスノーフレーク針は四角い部分の角がきれいに出ていて、針の縁が丁寧に面取りされています。夜光塗料は針とインデックスの枠の中に均一に塗られ、はみ出しや厚みのムラがありません。暗い場所で確認すると、すべてのインデックスが同じ明るさで光ります。

偽物は針の四角部分が小さすぎたり大きすぎたりと、バランスが本物と異なることがあります。夜光の発光が弱く数分で消える、インデックスごとに明るさが違うといった差も表れやすい部分です。針の形状はモデルごとに決まっているため、対象モデルの本物の画像と見比べて、針の長さや先端の形が一致しているかを確認しましょう。

 

3. リューズの刻印とベゼルの操作感

時刻を合わせるつまみであるリューズの刻印は、年代を判断する手がかりになります。ロレックスと部品を共用していた旧型モデルには、リューズにロレックスの王冠マークが刻まれています。一方、現行のブラックベイなどのリューズには、ブランドの原点であるバラのマーク「チューダーローズ」が刻印されています。

本物のリューズは刻印が立体的で、輪郭が鮮明です。ねじ込み式のリューズはねじ山がなめらかで、締めるときに引っかかりがありません。偽物は刻印が浅くつぶれていたり、王冠やバラの形が崩れていたりし、ねじ込みの感触にもザラつきが出やすい部分です。

ダイバーズモデルの逆回転防止ベゼルも確認しましょう。本物は反時計回りにのみ回転し、一段ごとにはっきりとしたクリック感があります。偽物は両方向に回る、回転が緩くガタつく、目盛りの印字が粗いといった違いが見られます。ベゼル12時位置の夜光マーカーが発光するかもあわせて確認しましょう。

リューズ

 

 

4. ケースの仕上げと重量感

チューダーのケースはステンレススチール製が中心で、面ごとにヘアライン仕上げとポリッシュ仕上げを使い分けています。本物はこの2つの仕上げの境目がシャープに切り替わり、ベルトを取り付ける部分であるラグの曲線が左右できれいに対称です。ケースサイズもモデルごとに定められています。

偽物はヘアラインの筋が粗く、ポリッシュ面に磨き残しが見られることがあります。ケースの厚みや直径が本物の仕様と異なる場合も、偽物の可能性が高いといえます。

また、本物のチューダーは手に取るとサイズのわりにずっしりとした重みがあります。ブラックベイの一部に採用されているリベット(鋲)留めのブレスレットもチューダーらしい特徴で、本物はコマの隙間が小さく、腕になめらかに沿います。軽く感じる、コマがカチャカチャと鳴る、ケースとブレスレットのつなぎ目に隙間があるといった場合は注意が必要です。

ケース

 

 

5. 裏蓋の刻印と構造

裏蓋は、チューダーの年代と製造背景がわかる部分です。ロレックスのケースを使っていた旧型モデルの裏蓋には、「ORIGINAL OYSTER CASE BY ROLEX GENEVA」という刻印が入っています。ケースの製造元がロレックスであることを示す、旧型チューダーならではの特徴です。

一方、現行モデルの裏蓋は無地のねじ込み式ですが、自社製ムーブメントを搭載したモデルでは、外周に「TUDOR GENEVE CALIBRE MANUFACTURE」の文字が刻まれています。本物は彫りの深さと文字の間隔が均一で、偽物はこの刻印がない、書体が違うといった差が出ます。

偽物は、本来無地であるはずの裏蓋にロゴや模様が刻まれていたり、現行モデルに旧型の刻印が入っていたりと、年代と仕様の組み合わせが不自然な場合があります。刻印の文字が浅くかすれている、文字の大きさが不揃いといった点も手がかりです。

裏蓋

 

 

6. シリアル番号と型番の刻印

チューダーには、個体ごとに異なるシリアル番号と、モデルを示す型番(リファレンス番号)が刻印されています。旧型モデルでは、ブレスレットを外した12時側のラグの間に型番、6時側のラグの間にシリアル番号が刻まれています。近年のモデルでは刻印の位置が変更されており、ラグの裏側などに刻まれているものもあります。

シリアル番号は製造年を推定する材料にもなります。たとえば「B33」で始まる番号は1990年頃、「H10」で始まる番号は1999年頃の製造とされており、型番や文字盤の仕様と年代が合っているかを照らし合わせることができます。

本物の刻印は文字の深さと大きさが均一で、ルーペで拡大しても輪郭がはっきりしています。偽物は刻印が浅い、桁数や文字の並びが本物の規則と異なる、複数の個体に同じ番号が使われているといった特徴が見られます。ギャランティカードが付属している場合は、記載された番号と本体の刻印が一致しているか必ず照合しましょう。

 

7. ムーブメントの種類と動き

チューダーのムーブメントは、年代によって大きく2つに分けられます。旧型モデルには、ETA製のCal.2824-2などの汎用ムーブメントが搭載されていました。2015年には初の自社製ムーブメント「MT5602」が完成し、現在のブラックベイなどに搭載されています。この自社製ムーブメントはスイス公式クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受け、約70時間のパワーリザーブを備えています。

外観から確認できるのは秒針の動きです。本物の機械式ムーブメントは秒針がなめらかに流れるように動き、目盛りと正確に重なります。偽物の中には電池式のクォーツを搭載したものもあり、その場合は秒針が1秒ごとにカチカチと動きます。機械式であっても、動きがぎこちない、時刻合わせのときに針が引っかかるといった違和感があれば注意が必要です。

裏蓋を開ければ内部の刻印から真贋をより確実に判断できますが、自分で開けると防水性能を損なうおそれがあるため、内部の確認はプロに任せましょう。

 

8. ギャランティカード(保証書)と付属品

チューダーの正規品には、ギャランティカードと呼ばれる保証書が付属します。2020年1月1日以降に購入した時計はメーカー保証が5年間となり、保証書には型番・シリアル番号・購入日が記載されます。

現在の保証書は購入者名や購入店名を記載しない形式に変わっており、古い形式の保証書に最近の購入日が書かれている場合などは不自然といえます。また、ロレックスの保証書と同様に、2020年7月頃からはNFCチップを内蔵したカードに切り替わっています。

偽物には保証書が付属しないことが多く、付属していても印字がにじんでいる、記載された番号が本体と一致しないといった問題が見られます。近年は保証書自体が偽造されるケースもあるため、保証書があるからといって安心はできません。

ボックスなどの付属品は、本物と偽物を入れ替えて販売されることもあります。時計本体の確認を優先し、付属品は補助的な判断材料として扱うのが安全です。

保証書

 

 

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チューダーの本物を安全に購入するために

偽物をつかまされないためには、時計そのものを見極める力に加えて、「どこで買うか」の選択が重要です。ここでは、チューダーの本物を安全に購入するための4つのポイントを紹介します。

 

チューダーの正規販売店で購入する

最も確実なのは、チューダーの正規販売店やブティックで新品を購入する方法です。2018年の日本正規上陸以降、国内でも正規店が増えており、正規ルートで販売される時計は真贋を心配する必要がありません。購入時には正規の保証書が発行され、5年間のメーカー保証と、購入後の修理やメンテナンスのサポートを受けられます。

価格は定価となるため中古より高くなりますが、真贋のリスクをゼロにできる点は大きなメリットです。人気モデルは入荷待ちになることもありますが、正規店であれば予約や入荷連絡に対応してもらえることもあります。長く愛用する1本を求めるのであれば、まず正規販売店を検討しましょう。

 

 

フリマサイトや個人間売買は避ける

フリマアプリやオークションサイト、SNSを通じた個人間売買は、偽物に遭遇するリスクが最も高いです。出品者自身が真贋を判断できないまま出品しているケースも多く、掲載された画像だけでは細部の仕上げや刻印の状態を確認できません。

取引後にトラブルが起きても、相手と連絡が取れなくなることも少なくありません。海外の出品者から購入した場合は、税関で模倣品と判断されて没収されるおそれもあります。

2022年10月の法改正以降は、海外の事業者が模倣品を日本国内に送る行為自体が商標権の侵害とされ、個人使用が目的であっても輸入できなくなりました。高額なブランド時計は、対面で現物を確認できる店舗で購入しましょう。

 

 

販売店の実績や評判を確認する

中古でチューダーを購入する場合は、販売店の実績と評判を事前に確認しましょう。理想は、長年ブランド時計を扱い、経験豊富な鑑定士が在籍している店舗です。こうしたところは、仕入れの段階で真贋のチェックが行われているため、偽物が店頭に並ぶ可能性は低くなります。

店舗の運営年数、ブランド時計の取扱実績、利用者の口コミや評価を確認しましょう。真贋保証や返品・返金の条件をウェブサイトや店頭に明記しているかも重要な判断材料になります。万一偽物だった場合の対応を事前に確認できる店舗は、それだけ自社の鑑定に自信を持っているといえます。

反対に、所在地や連絡先が不明確な店舗や、保証内容をあいまいにしている店舗からの購入は避けたほうが良いでしょう。

 

相場から極端に安い価格を疑う

チューダーは価格が崩れにくいブランドとして知られており、人気モデルの中古相場は比較的安定しています。そのため、相場を大きく下回る価格で販売されている時計には、偽物であるか、何らかの不具合や改造が隠されている可能性を疑う必要があります。

購入前に、同じモデル・同じ年代の時計が正規店や複数の販売店を調べ、価格の目安を把握しておきましょう。新品なのに定価の半額以下といった価格には注意が必要です。「限定品」「廃盤で希少」といった言葉で高値を正当化している出品や、公式に発表されていない色や仕様の時計も避けたほうがよいでしょう。

相場より安い理由をたずね、納得できる説明が得られない場合は購入を見送るのが賢明です。

 

チューダーの偽物を購入してしまった場合の対処法

細心の注意を払っていても、偽物を購入してしまうことはあります。ここでは、購入後に偽物と判明した場合に取るべき対処法を、購入元への対応と公的な相談窓口の2つに分けて紹介します。

 

購入元に返品・返金の対応をしてもらう

まず行うべきは、購入元への連絡と返品・返金の交渉です。連絡の前に、購入時のやり取りや領収書、商品ページの画像や記載内容を、本物として販売されていた証拠として保存しておきましょう。

店舗で購入した場合は、真贋保証や返品規定に基づいて返金を求めます。フリマアプリやオークションサイトで購入した場合は、出品者に連絡するとともに、運営会社にも偽物であることを報告しましょう。

多くのプラットフォームでは偽ブランド品の出品を禁止しており、取引のキャンセルや補償制度が用意されていることがあります。取引完了前であれば受取評価をせず、まず運営会社に相談しましょう。

 

公的な相談窓口を利用する

購入元と連絡が取れない、返金に応じてもらえないといった場合は、公的な相談窓口を活用しましょう。消費者ホットライン「188」に電話すると、最寄りの消費生活センターや相談窓口を案内してもらえます。相談員から事業者との交渉方法について助言を受けられます。

海外の事業者やサイトから購入した場合は、国民生活センターが運営する「越境消費者センター(CCJ)」が相談先となります。海外の事業者とのトラブルに特化した窓口で、ウェブフォームから相談できます。

また、詐欺的な手口で偽物を売りつけられた場合は、警察相談専用電話「#9110」への相談も選択肢の一つです。偽ブランド品の販売は商標法違反にあたる犯罪です。

 

 

チューダーの偽物を確実に見分ける方法

ここまで紹介した8つのポイントは、いずれも自宅で試せる方法です。しかし、近年のコピー品は外観の再現度が高く、ロゴや針の形だけでは判断がつかないものも増えています。さらに、チューダーは年代によって仕様が変わるため、本物の部品同士を組み合わせた改造品のような難しいケースも存在します。

確実に真贋を見極めたいのであれば、プロの鑑定士による査定を受けるのが最も確実な方法です。専門の鑑定士は日々多くの本物と偽物に触れており、年代ごとの仕様やパーツの整合性をふまえて総合的に判断できます。裏蓋を開けてムーブメントまで確認できるのも専門店の強みです。

大正8年創業の須賀質店では、チューダーをはじめとするブランド時計の査定を無料で承っております。お気軽にご相談ください。

 

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まとめ

チューダー(旧称チュードル)は高い人気を誇る一方で、現行モデルから旧型のサブマリーナ アンティークまで、さまざまな偽物や改造品が出回っています。ロゴや針、裏蓋の刻印などを年代ごとの仕様と照らし合わせることで、偽物の多くは見分けることが可能です。

創業大正8年の須賀質店では、経験豊富な鑑定士がブランド時計の査定・買取を行っております。店舗へのご来店のほか、LINEでの簡単査定にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
代表鑑定士。会社員経験後、実家で質業の経験を積み、平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。金・腕時計・高級ブランド品の買取を中心に幅広く取り扱い、買取の実績は累計88,000件以上。全国のオークション市場に出入りし、最新の商品相場と流行商品の情報を収集しながら、高価買取を実現するためのノウハウをわかりやすく解説、説明してしています。

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